昨日(1/20)から、春日大社景雲殿で「王朝の雅」展がスタートした。会期は2月14日(日)までで、拝観料は200円。館内では南都銀行のOB・OGによるボランティア団体「ナント・なら応援団」が、無料でガイドをしている。今朝(1/21)の産経新聞奈良版によると、
平安王朝の空間みやびに再現
奉祝特別公開 装束や調度品など紹介
春日大社(奈良市)で行われている20年に1度の本殿修理「式年造替(しきねんぞうたい)」を奉祝する特別公開「王朝の雅・春日大社展」が20日、大社景雲殿で始まった。みやびやかな装束や調度品により、平安王朝の空間が再現されている。2月14日まで。
春日大社は奈良時代の創建だが、平安時代に春日を崇敬した藤原氏のもとで隆盛し、当時の華やかな王朝文化を今に伝えている。今回の特別公開では装束や調度品、楽器、絵画など約30点を通じ王朝の美の世界を紹介する。
会場では、女性貴族の正装だった色鮮やかな「十二単(じゅうにひとえ)」(女房装束)と、男性貴族のゆったりとした装束で春日では現在も「春日祭」で勅使らが着る「束帯(そくたい)装束」を人形に着せて展示。化粧具容器の「梨子地平文唐櫛笥(なしじひょうもんからくしげ)」(江戸時代)や「梨子地平文根古志形(ねこじがた)鏡台」(同)なども並べ、王朝の空間を再現している。
ナント・なら応援団の打ち合わせの様子(1/14撮影)
ほかに装束では、女性貴族の日常着だった「袿袴(うちぎはかま)装束」と、春日の巫女(みこ)が伝統的な神楽(かぐら)を舞うときに着る「社殿神楽装束」も展示。調度品のうち、「臨御台(りんぎょだい)」は近代に作られた小型の丸高杯で、もとは白河院の御幸の際に茶菓をのせたとも伝えられ、朱漆塗りや蒔絵(まきえ)がみやびを伝える。
春日大社の松村和歌子主任学芸員は「ご造替は建物の修理だけではなく、調度品や装束なども新調され、王朝の文化を伝えている」と話している。拝観料は200円。問い合わせは春日大社(電話0742-22-7788)。
1月14日(木)には、ナント・なら応援団向けの説明会が開かれた。奈良の社寺では珍しい平安時代の装束などが展示されるので、これは興味を引く。ちょうどこの時期は、御仮殿(おかりでん)の特別参拝(500円)も行われている。
皆さん、ぜひ春日大社の特別公開に足をお運びください!
平安王朝の空間みやびに再現
奉祝特別公開 装束や調度品など紹介
春日大社(奈良市)で行われている20年に1度の本殿修理「式年造替(しきねんぞうたい)」を奉祝する特別公開「王朝の雅・春日大社展」が20日、大社景雲殿で始まった。みやびやかな装束や調度品により、平安王朝の空間が再現されている。2月14日まで。
春日大社は奈良時代の創建だが、平安時代に春日を崇敬した藤原氏のもとで隆盛し、当時の華やかな王朝文化を今に伝えている。今回の特別公開では装束や調度品、楽器、絵画など約30点を通じ王朝の美の世界を紹介する。
会場では、女性貴族の正装だった色鮮やかな「十二単(じゅうにひとえ)」(女房装束)と、男性貴族のゆったりとした装束で春日では現在も「春日祭」で勅使らが着る「束帯(そくたい)装束」を人形に着せて展示。化粧具容器の「梨子地平文唐櫛笥(なしじひょうもんからくしげ)」(江戸時代)や「梨子地平文根古志形(ねこじがた)鏡台」(同)なども並べ、王朝の空間を再現している。
ナント・なら応援団の打ち合わせの様子(1/14撮影)
ほかに装束では、女性貴族の日常着だった「袿袴(うちぎはかま)装束」と、春日の巫女(みこ)が伝統的な神楽(かぐら)を舞うときに着る「社殿神楽装束」も展示。調度品のうち、「臨御台(りんぎょだい)」は近代に作られた小型の丸高杯で、もとは白河院の御幸の際に茶菓をのせたとも伝えられ、朱漆塗りや蒔絵(まきえ)がみやびを伝える。
春日大社の松村和歌子主任学芸員は「ご造替は建物の修理だけではなく、調度品や装束なども新調され、王朝の文化を伝えている」と話している。拝観料は200円。問い合わせは春日大社(電話0742-22-7788)。
1月14日(木)には、ナント・なら応援団向けの説明会が開かれた。奈良の社寺では珍しい平安時代の装束などが展示されるので、これは興味を引く。ちょうどこの時期は、御仮殿(おかりでん)の特別参拝(500円)も行われている。
皆さん、ぜひ春日大社の特別公開に足をお運びください!