花をマクロ撮影しようとすると、アリや小さいバッタみたいなのが結構いる。その虫ごと撮ろうとすると、虫は動くし花は風で揺れるしなかなか難しい。
飛ぶやつになるとさらに難しい。蝶もトンボも、そっと近づいて、さぁ・・という時に逃げられることが多い。でも今回の画像のホソヒラタアブはあまりカメラ怖じしない。
ハナアブだから、たぶん血を吸ったりしないだろうし動物にとって嫌な存在ではないはずだ。蛙なんかが捕って食おうとするのではないか? だったらもっと臆病でなければいけないだろうに・・・などと門外漢が勝手なことを思いつつシャッターを切る。
尻の黄色いシマシマがハチとそっくりだから襲われないのだろう。たぶんハチの擬態。羽はハチと較べたら格段に美しい。眼はハエとそっくりだけれど、体はスマート。ハチとハエのいいとこ取りのお洒落なヤツだ。
この画像は真ん中のホソヒラタアブの部分だけを切り取ってみた。宝のもちぐされの「ふぉとしょっぷ エレメンツ」をたまには使わなくては、と思う。すると、良いカメラが欲しくなる。三脚を据えてじっくり花鳥風月を撮るような生活は来るのかどうか。嗚呼。