流派と右から読んでしまった。なぜ支流と言わないのかと思いつつ、とりあえず撮っておいて帰宅してから調べてみた。上流では谷あいからの小川がだんだんと集まり大きな川となる。つまり多くの支流から一本の本流になる。
ところが、下流になると、扇状地などでは川が別れてしまうことがある。本流から別れた川を派流と言うそうだ。この宇治川派流は、物資運搬舟の航行目的で作られた人工的分流のようだ。そうだ・・分流という言葉があるのになぜ派流とも言うのか!? 分流は分かれた一本の流れを示し、派流はいくらでも枝分かれしたそれぞれを示しているようなイメージが湧いたけれど、合っているのかどうか。
前に琵琶湖から瀬田川が流れ出し、宇治川になり、淀川になり、大川となって海にでると書いたことがあるけれど、大川は淀川の派流のようだ。淀川は淀川で海にそそぐ河口がある。この派流は結局宇治川に戻るからバイパスということなのか・・。いずれにせよ、みな淀川水系だから一級河川というわけだ。
STAP細胞についての研究者たちは、流派或いは派流を比喩として考えると解りやすいのだろうか・・と思ったけれど、足で情報を得る立場にはなく、マスコミとインターネットの記事でしか判断することができないので、僭越なことは止めておこう。淀むことなく流れができて、早く結果を見せて欲しいと願う今日この頃。