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1時間ほどで行けるところなのに、今までこの辺りを観光したことがない。例によって仕事でたまたま行き、昼飯を調達するためにコンビニがないかと徘徊していた途中に撮った。観光客相手の小洒落た食事処ばかりで、しかも店の用意したベンチに坐ってあき待ちをしている客もいるような土地柄でコンビニはなかった。
小さな酒屋があったので、ガラス戸越しに覗いたらパンの陳列ケースが見えた。昔からあるジャムパンとあんパンを買って、この道しるべの前に置いてあるベンチに腰掛けて食べた。仕事の途中で昼食をはさむことはほとんどないのだけれど昼休みをとるようにということなのでこうなった。
パン一個でいいのだけれど、一個食べると呼び水になって空腹感が湧いてくるので二個。観光の外人がよく通る。そんな観光コースの道端で、汚れた服装の前期高齢者がペットボトルの清涼飲料水を呑みながら独りパンを食べているのであります。風紀を乱してすみません。
前置きがながくなりました。書いている内に何だか語調が変わってしまいます。この道しるべはNHKの『八重の桜』以後に建てられたのだろうか。こういうのを道に建てるのは議会に誰かが動議を出して決まるんだろうなとか、この文言は何故このように決まったのだろう・・お互いを『先生』と呼び合ってる先生方だから何の疑問も反対もなく決まったんだろうなとか、想うわけです。