鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

馴れ

2014年08月28日 13時16分42秒 | 懐疑・猜疑・疑義


NHK朝の連続テレビ小説『アンと花子』を見始めた頃、絢香の歌う主題歌『にじいろ』が流れてくると息詰まる感じがした。この歌手の歌い方が、やっと息を絞り出している喘息症状のように聞こえてしまうからだ。

それと、三輪明宏のナレーションが奇妙に感じてしょうがなかった。裏声ビブラートとでも言うのだろうか? なかなかマネができない声と話し方で、姿は見せないのに、どうしたってあの金髪やら濃いアイシャドウやら真っ赤な口紅やらの姿が想い出されてしまって邪魔な感じがしていた。

絢香という歌手は顔を知らない。彼女に関連付けられたトラウマのようなものはないし特別な想いもない。三輪明宏に関しては『紫の履歴書』を読んだことがあり、真っ黒なシャツと黒いズボンをはいて歌った『ヨイトマケの唄』には、むかし心動かされた。

というわけで悪意も偏見もないが、ただ私には耳障りという不快感がいつもあった。それなのに毎日聞いていると両方さほど違和感を感じなくなってきた。本当に『馴れ』とは恐ろしいものだ。政治が発する言葉も『違和感への馴れ』が一番恐ろしいのだと思う。舞台もいよいよそういう大本営発表の時代になってきた。

画像は三女の『もも』だけれど、このドラマは兄弟姉妹のキャスティングが実に良い。次女も三女も主人公になっておかしくない程に好感が持てる。上手いもんだねと、オジさんはその辺りに感心するばかりだ。
コメント (2)
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