いつの事だったか、若い頃にブロッコリーを知ってから、それまでは好きだったカリフラワーがマズくなり嫌いになってしまった。そういう劇的な変わり身が自分に起こった事としては、ほかに例がないような気がする。
桐島洋子が堂々たる未婚の母として、アメリカでの生活を書いたエッセイにブロッコリーのことが出ていて初めて知った野菜。検索してみると、アメリカではそうとう前から一般的で象徴的な食い物らしい。ブッシュは嫌いだったそうだ。
和名は芽花野菜、又は緑花野菜。昨年は色々と園芸のようなことをやってみたのに、今年は小さな庭を草ぼうぼうにして放ったらかしにしてしまった。画像のブロッコリーは、昨年の株をそのままにしていたら2年目なのに1本の茎だけが生き延びて先頃から花芽を出した。
そういう事はあるのかどうか調べている時に、1年生植物と2年生植物と多年生植物という分類を知る。多年生植物というのは一般的な木のこと。ウチのブロッコリーは木化してしまったのだろうか。気に掛けて、大事に育てて、木にしたい。そうなったら面白い。