

11月半ばの霧雨が降る日にアスファルトの路上で見つけた。全長はおよそ15cmだが、しっぽの方が切れていて、少し離れたところにしっぽはしっぽで独自に動いていた。調べてみると、ヒルの仲間ではなくて、プラナリアなどの仲間。銀杏の葉っぱ状の頭にさわりたいけれどさわれなくて撮るだけにした。あの先にふれただけで、スカッと切れて、指先から血がほとばしり出そうな気がしてしまう。
口はプラナリアと同じで胴体中程の腹にあり、ナメクジやカタツムリに巻き付いて消化液を出し、溶かして吸うのだそうだ。プラナリアの仲間ということは、切れたしっぽもまた一匹となって成長するのだろう。そしてたぶん雌雄同体でオスメスの区別がない。
3mほど離れたところに、ほとんど全く同じ寸法、同じ色かたちのもう一匹を見つけたので撮ったけれど、うまく撮れてなかったのが残念。YouTubeで飼っているシーンを観た。ナメクジをえさとしてやり、その食餌シーンも観た。どうして持ち帰ろうと考えないでしまったのか残念でたまらない。水ゴケを入れた容器に湿度を保ち、ときどきナメクジをやるだけでいい筈だったのに、次にみつけたら是非とも持ち帰って飼いたい。