滋賀県の水口から信楽を抜けて宇治に戻る途中で、こんな像が道路脇の休憩スペースにあった。どういういきさつからの設置であるか説明する銘板などがなかった。キジの絵はいくらでも見たことがあるけれどこういう像は初めてだ。
オスのキジが飛び立とうとしている姿か。雉の字は簡単なのに書く機会もなくて、書いたことがない。こうやってタイピングしながら印象に留めたので、今後は書けるかも知れない。
オスキジは目の周りの赤い肉腫とメタリックな緑色の美しい羽が最大特徴なので、モノクロの立体像を見せられても、どうもなぁ・・という感じがする。チョンマゲみたいなのは何だろうと思って調べたら、耳のように見える一対の耳羽という飾り羽だそうだ。
田舎育ちの私は子どもの頃に何度か雌雄一対のキジを見た。生家の庭にあった渋柿には冬でもたくさんの実が残り、雪が降る中をときどき食べにきていた。キジはほとんど番(つがい)で見る。キジは日本の国鳥だから、雄飛せんという姿ではなく、できれば仲睦まじい番を創って欲しかったと思う。鬼退治の家来になっている姿ではなかったのがせめても・・・か。