朝のテレビ小説『ひよっこ』を観てから故郷を後にして長野の親戚へと向かった。
年に一度カシワの大木に登って枝下ろしをする。
太い枝は程よい部分で切り落としてあるので、1年間で伸びた分の枝払い。
切り始めてから、ある場所でノコギリが触れそうになっても微動だにしなかったのが巣にしゃがんだこの山鳩(キジバト)。
雛を抱いているのか逃げようとしない。
過日、田舎の敷地内でカルガモ(たぶん)の巣と卵を駄目にしてしまった経験があるので、今回は静かに身を引いた。
巣の部分の真上も切り払った枝が鳩に当たったらマズイし、雨よけ屋根でもあるのだろうし切らなかった。
結果、中途半端な枝払いになった。
自然の驚異的脅威的意志には敬意を払うしかない。
ちょっと鳩が留守にしたスキにハシゴを掛けて見たら、2個の卵がまだ孵っていない状態。
仕事中にときどき揺らしてしまったことで巣がかなり傷んでしまったのか、私が降りてから細い枝をしきりにくわえて来ては、巣の補修に余念がない山鳩でありました。