自分で作り、実際に皮をむいてみないとわからないのが、こういうトウモロコシ。
肥料が足りないと周りの皆に指摘された私のトウモロコシだが、田舎を去る日に全部抜いた。
一本の茎に一個のトウモロコシと決めて間引くことをしなかったせいでもある小さなトウモロコシ。
早いうちに間引けば、それはサラダなどに入れてベビー・コーンとして食える。
最終日にはどんなに小さくてもスカスカやグジュグジュでない限り持ち帰った。
そうしてむいてみると、乱杭歯状だけれど、一粒一粒は熟しているから食べられる。
こんな実は自分で育てないと知ることもできない。
できの悪い子ほどかわいいということもある。
窮屈な粒ぞろいではなく、一粒一粒がのびのびしているではないか。