
経験したことがないような風雨と災害の可能性を示唆して気象予報士が脅すものだから、うたた寝もできない。
と言うよりも、来るなら来いと一応の準備と用意をしたうえで、テレビをつけっぱなしにして気分がたかまる。
自分が天災に遭う悲観的状況を多少は想像するけれど、何事が起きるんだろうと子供のように楽観的にワクワクしてしまう。
晩飯を食べ、片付けと洗い物もして、洗濯機を回しながら風呂にも入り、念のため湯は落とさず、洗濯物を廊下に干し、飲料水用ポリタンクを一杯にし、懐中電灯も手元において、台風情報流れっぱなしのテレビをチラチラ観ながら採取した蜂蜜を濾す作業にいそしむ。
糖度を計ると残念ながら75度。
商品にするには5度だけ薄い。
浅いバットに蜂蜜を入れ、網の上にシリカゲルを敷き詰めて水分を取り、80度越えを目指すらしいが、私は自家用プレゼント用なのでそこまではしない。
家の外ではほとんど何事もなく、家の中では趣味の作業がはかどり、久々に充実した夜。
24号予想進路は我が新潟県十日町市にまっしぐらという感じだったけれど、群馬県前橋市あたりに逸れて拍子抜け。