24号台風がやって来る前に、23号では何事もなかったのかどうか、大屋根に上ってみた。
雨漏りはしていないようなので、どこも破れたりはしていないとは思ったが念のため。
積雪自然落下式急勾配屋根ではなく、人力で雪下ろしをしなければならない屋根の場合は、大屋根へ鉄のハシゴが取り付けてある。
この光景を雪国独特のものとして珍しがった大阪の友人がいる。
そのハシゴと破風の間に、女郎蜘蛛が見事な巣を張っていた。
邪魔なので、届く範囲の支え糸を切った。
ゆっくり切ると、慌てて逃げることをせず、されるがままになってぶら下がっている。
あーぁやり直しかぁと茫然自失の放心状態に見えた。
こいつらは大風が吹こうが大雨が降ろうがお構いなしに見えるので、つい邪険にしてしまう。