
安納芋を掘っていたら蝉の幼虫がいた。
芋の根に吸い付いていたのだろうか。
何令幼虫かわからないけれど、サツマイモは今年の春に植え付けたものなので、地下トンネルを掘ってたどり着いたのだろうか。
小さい木は根こそぎにして、耕運機で十分にかき回し、籾殻を入れて又かき回したので、元からいたのが生き延びたとは考えにくい。
目が白いのは、まだ見える目が必要ないからだろう。
地上へ這い出る前の終齢幼虫へと脱皮する前後に目ができるのだと思われる。
安納芋の汁を吸っていたのだとすれば、グルメな奴だ。
安納芋は鳴門金時の3分の1ほどしかならなかった。
同級生の奥さんに聞いたのだけれど、この辺りではなかなか作るのが難しいとのこと。
ツル苗は普通の倍ほどするのに、これではあんまりの歩留まり。
まだ食べていないけれど、焼き芋にして冷凍したものを氷菓として食べると芋とは思われないそうなので、それを確かめてから来年はどうするか決めるつもり。
蝉は埋め戻してもかわいそうな気がして草むらに放り投げた。
運よく柔らかいとこを見つけて地下にもぐれるかどうか。
初代の林家三平なら、「どうもセミません」なんて言うのかな。