鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

ざんねんな食事

2020年06月02日 05時50分05秒 | ざんねん


何がざんねんなものか。
じつは嬉しくてたまらず、食べてみればどれも完ぺきにおいしくて、喉をすいすい通り抜けるのである。
甲状腺癌の手術痕のせいで、自炊して作る貧しい食事は納得のおいしさになることもなく、飲み込むのに力を入れてごくんとやらないと腑に落ちない。
それが頂き物のおいしい物は、喉を意識しなくても腑に落ちていく。
タケノコ、フキの煮物とニシンの煮付けはお隣さんから、サゴシのカルパッチョとキスの塩焼きは前の若大将から、タケノコ入り赤飯は同級生からの差し入れなのだ。
じつはまだ他の同級生からブロッコリーやレタスなどももらってある。
栄養士をやってきた人と、釣った魚は全て自分で調理をしてしまう趣味人と、いつも大家族の食事を作ってきた料理上手と、自家菜園で完ぺきな作物を作る名人たちの作品。
ざんねんなのは、なんたって気の毒に思ってもらう我が身と、似合う器に量や彩りや配分を考えた一膳にして撮らなかったこと。
それとも重箱を出して程よく詰めたら、どこに出しても恥ずかしくない幕の内弁当風になったのに、『おおごっつぉだ』とがっついたこと。
病み上がりも良いもんだと嬉しがってばかりはいられない。
ちゃんと自立したいと思っている人間をあまり甘やかさないでください。
それにしても、自分の台所で料理、調理できないものばかりで、私の身体が一番喜んでいると分かってざんねん。
コメント (6)
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