宇賀神という奇妙な銅像があった。
蛇に巻きつかれたのではなくて、頭部が爺さんの蛇。
耳をさわり、髭を撫で、しっぽをさすったから、福も来て健康長寿も得て金運にも恵まれることになった。
消毒用アルコールは置いてなかったので控えめに触れた。
蓮華台座に貼ってあるハングルのような図形のようなものは何だろう。
いろいろと気を取られて金運箱に小銭を入れてこなかったのが悔やまれる。
浮舟の古跡という石碑と立て札があった。
どういう経緯でこういうものが建てられるのだろう。
三室戸寺で能が演じられて評判を呼んだのか、今も続いているのか。
物語の中の一人の登場人物でしかないのに、『懊悩が伝わる供養塔』として立つ石碑なのだ。