田舎で拾い集めた銀杏を、ここしばらく毎日ストーブで焼いて食べている。
割ると、半分くらいに萎んで硬くなっている実が1割ほどある。
たぶん、初めから殻の筋にヒビが入っていて、気密性が低かったもの。
そうなると焼いても柔らかくならず、おいしくないので捨てる。
ピキッと音がして割れるのが一番良くて、クシャという湿った音だと実に皺がよっている。
ほんとうは、昨年中に割って中身だけを冷凍すべきだったのに日が経ちすぎた。
木に生っているうちに収穫してから然るべき手順を踏んで大きいものだけを選別した市販商品と比べたら、ほとんどが不良品。
見た目は悪くても、焼いて食べたら遜色のないおいしさだろうと思う、売り物を食べたことがないけれど。
1日8個までにしないと体に毒だとかなんとかいうので、少ししか食べられないとなると、なおのことおいしい。