うちのニホンミツバチ(トウヨウミツバチともいう)は、じつはセイヨウミツバチなのではないかという疑いが3年前から時々生じる。
一昨年、セイヨウミツバチが勝手にやってきて、ニホンミツバチの誘引待ち箱に入り、居ついていることから、そうなる。
女王蜂が交尾のために空高く舞い上がるという結婚飛行では、数匹の雄蜂と交尾して精子を蓄えるという。
すると、父親違いの働き蜂、雄蜂、王女が生まれるわけで、日本と西洋のハイブリッドも生まれる可能性があるのではないか。
ニホンミツバチとセイヨウミツバチは決して交わらないということであれば問題ないのだが・・。
勝手にやってきたセイヨウミツバチもじつはニホンミツバチの大きいタイプなのではないかという疑いもあった。
ところが、後ろ翅の筋の違いでわかるという図を友人からもらい調べてみると、間違いなくセイヨウミツバチだった。
そうしてみると色々の違いが具体的に見えてくる、ように思われるのだけれど、やはりハイブリッド疑惑がたまに起きる。
そこでまた後ろ翅を調べるべく、全部の群の働き蜂を巣門前で捕まえて標本とすることにした。
初めの画像は、偶然にもピントが合い、後ろ翅のH型まで分かるから確実にニホンミツバチなのだが、どこの群のものかわからない。
たまたま元気なく黄昏ている個体を見つけて撮った。
2枚目の画像は、日陰がちで放置されてきた元田んぼを耕して里芋を植えようとしていた時に、何匹もやってきたミツバチ。
腐敗臭のする粘土質の土からミネラル分でも摂っているのだろうか。
この黄色っぽさは、明らかにセイヨウミツバチだと思われるのだが。