わたしの生家は信濃川の右岸の魚沼丘陵北端に近いので、越後三山は見えにくい。
わたしたちが川西と呼ぶ左岸の河岸段丘からは、越後三山や巻機山などがよく見える。
ところが、残雪模様の山々のどれがどの山なのか、はっきりと分かっている人は意外に少ない。
聞くたびに『あれがあれじゃないか』とか、『越後三山は右から八海山、中岳、駒ケ岳(越後駒ヶ岳)でハナコさんという並び』などとは言うけれど、絶対的確信を持っているわけではなさそうだった。
この度、友人の畑を訪ね、山並の名を尋ねてみて、ようやく越後三山と巻機山がどれであるかを教えてもらうことができた。
彼は八海山に奥さんを連れて行って、駄々をこねられて往生したという話まで聞かせてくれた。
駄々と言っては失礼かもしれないが、とにかく『もう歩けない嫌もう駄目』と、なったそうだ。
で、結局、ショートカットの下山コースを選んで事なきを得たとの事。
別の同級生女性も八海山に挑んだものの、登頂を果たせなかったと聞いている。
昔は女人禁制の修験道だった八海山登頂は登り下りの繰り返しで、相当にしんどいのだそうだ。
左端が駒ヶ岳で、中央が八海山で、その右横奥が中岳。
小千谷以北くらい(?)からは、中岳が中央に見えて、右からハナコの順番なのだという。
そうして画像の右端の高い山が巻機山と教えてもらい、これでようやく私のモヤモヤした山観がはっきりとした。
私は前のニイちゃんから山に登らないかなどと誘われていることもあり、コロナ禍が済んだら八海山登頂を目標にしたいと思う。
下の不如意を改善させないといけないのだけれど。