貝塚があれば、胡桃(くるみ)塚というものもあるだろうと検索してみた。
すると『東村山市の下宅部(しもやけべ)遺跡にトチ塚とクルミ塚・・・』という記述を見つけた。
生家の裏で見つけた鬼胡桃の殻は、私が集めたのではなくて、桜の木の根元と1mほど離れての2ヶ所にかたまってあったもの。
きれいに殻を破った穴が2個ずつ開いているのは、おそらくリスの冬の餌になった証拠だろう。
今までにもときどき穴開きの殻は見つかっていたが、かたまってあるのは初めて見た。
リスは団栗や胡桃を落ち葉の下など地面の方方に隠し、その位置をすべて記憶していて、冬に探し出して食べると言われる。
この胡桃塚はどうしたことだろう。
隠すのは方方でも、食べる場所は一定にしたのだろうか。
それとも食べた殻を集めておく癖のある個体だったのか。
ドングリと違い、他の生き物に取られることない胡桃は隠さずに集めておいて、冬の間はここで食餌をしたのか。
ストーブか囲炉裏でもあれば胡桃の殻はよく燃えるので拾うけれど、バーベキューの機会もないので、これはこのまま放置。
年々増えて胡桃塚らしくなるのかどうか、雪解け時の点検項目となる。