先日、お隣の奥さんから大量に食料を頂いた中に2kgの冷凍チキンがあった。
HALALと印刷してあるからには、イスラム教徒用に処理された国際レベルのチキン。
知り合いにイスラム教徒はいないけれど、そんな人がいきなりやってきて腹をすかせていたら、とりあえずチキンをどうぞ。
塩も胡椒も油もハラールのものでないといけないならお手上げだけれど、湯通しチキンでも良いのかな。
そんなことはともかく、そろそろ食べてみようと、冷凍カチカチの肉に挑んだ。
石工が斫(はつ)るのに使う先の平たく尖ったハンマーを持っているので、それで割ろうと考えた。
ところがナイロン袋の上から何度も叩いて、ナイロン袋は完全に破れたのに肉が割れない。
マイナス・ドライバーをノミ代わりに打ちつけてみようかと思ったが、『削って食べてね』と言ってくれてたのを思い出した。
まな板の上にブロックを立て、刃の薄い野菜包丁を両手で使い、柄と峰を押したら、なんとか削ることはできた。
雪の下から消滅せずに耐えてきた白菜を畑から抜いてきて、傷んだ葉を剥くと3分の1ほどが可食部分として残った。
削ったチキンは解凍せずにそのまま炒めて、塩コショウして白菜を入れて蓋をして、酒、味醂、醤油で味付けしたら普通にイケる。
量が少ないのは2杯目だからで、作った量を一度に完食した。
味醂が多すぎて甘くなりすぎた感はあるけれど、徐々に完璧な味に近づくはず。
イジケ白菜はまだまだ畑にたくさん残ってるし、2kgのチキンが無くなるまで毎日これを作ることに決定。
追記;またまた粗忽者がハラールをハーラルなどと間違えていたので訂正。ハラルにしとけば良かったのに。迷ったら必ず間違いを冒すのが最近の私の傾向です。