三月菜の薹を摘んでいたら、こいつがいた。
以前にも撮って記事にしたことがあるのに名を忘れていて、『背に模様のあるカメムシ』で検索した。
ナガメ、そんな名だったのか、タガメ(田亀)は水棲昆虫だけれど、畑にいたから、畑亀にして欲しかった。
なぜ菜亀なのかといえば、菜につく亀虫だから。
そうして菜は汁を吸われると、その部分が白くなってしまうそうだ。
ナガメの止まっている横と前に縮れたような部分が見られるけれど、これが食害痕となってしまうのだろう。
見た目がかわいらしいので、そのように分かっても、邪険に振り落として踏んづけるようなことはできない。
亀というより仮面を思わせるので、ひっくり返しトリミングしてみた。
兜の下の仮面とか、ある種族が踊りのときに着ける面とか、盾の模様とか、とにかく見ていて飽きない愛い奴よ。