異音の原因がタイヤではないとすれば何だろうと思いつつ走らせると、コンというような音だったのがゴンになりゴンゴンになった。
それでもハンドルがふらつくでもないけれど、不安を煽る音に、走り続けるわけにはいかなくなり、1kmほど走ったところで、地区の外れにあるガソリンスタンドに入った。
このガソリンスタンドはセルフではないので何もかも少し割高で、セルフでは入れられない携行缶に農業機械用ガソリンを入れてもらうときだけ寄るスタンド。
それだけに人は何人も居るので、近寄ってきた従業員に『少し走らせてみたら直ぐ異音が聞こえるから』と説明した。
3mほど走らせただけで分かったらしくて、ジャッキ・アップをして左前輪タイヤの取り付けナットを工具で捻り、勝ち誇ったような顔で『ナットが緩んでますよ』とのこと。
1本ずつ確実にやったつもりだったのに、やったはずと確信的思い込みをしたに違いないことが判明した。
『ネジ山が少し摩耗しているのでナットを交換した方が良いかもしれない』などと、なかなかに商売上手でもあった。
つづく
画像は先ほどとったシイタケで、この後、朝食のおかずにする。