透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

静かに去りゆく秋の日に

2006-11-12 | A あれこれ



〇 秋のフォトアルバム 5 (061112)

お互いに自分とは全く違う相手を意識しながら生長してきたのだろう、100年、150年と。二本の樹をながめていて、そう思った。緑の装い、黄の装いも相手を意識して・・・。

今回は雑記録

〇『真鶴』を読了して
川上弘美さんは1958年生まれ。死について考える年齢に達したということなのか・・・。左は他生の礼、右は今生の青茲 この二本の樹がそう見える。
(注:礼と青茲はこの小説に登場する人物の名前)

〇 書店で立ち読みした雑誌によると
大正時代に建てられた国立駅の解体作業が既に始まっているらしい。新しい駅舎の近くに復元されるとも出ていた。事実ならうれしい。新しい駅はどんなデザインなんだろう、ふたつの駅舎はうまくマッチするんだろうか、この二本の樹のように。

〇 堀井正子さんの『ことばのしおり』を読んでいて
人間は特別な高等な生命体と思っていたが、
季節を感じる心は地虫たちとちっとも変わらない。
四十六億年の地球の歴史、その命の連鎖に生まれた我ら人間も、
同じ、地球の遺伝子をもっていたのだ。
という文章に出会った。この本のことは改めて書こう。

私はこのような生命観に今西錦司氏の著作で出会ったような気がする。
前稿の〇印部分は、この曖昧なむかしの記憶に拠っている。

〇『自分のためのエコロジー』甲斐徹郎/ちくまプリマー新書
この本も前稿と大いに関係がある。この本についてもそのうち機会があれば。


宇宙船地球号

2006-11-12 | A あれこれ



http://www.edugeo.miyazaki-u.ac.jp/earth/edu/solar/earth.html 
↑このサイトの写真を転載させていただきました。

 地球の写真が入手できないかと「地球の写真」で検索してみました。これはアポロ11号からみた地球、アフリカ大陸が写っています。こういう写真を目にすることで地球が閉じた小さな球体であることをきちんと認識できると思います。

地球的な規模での環境破壊(地球そのものの破壊と表現してもいいかもしれません)に対する対策の必要性が指摘されています。CO排出過多による地球温暖化とそれに伴う環境変化、廃棄物による環境汚染、埋蔵資源の枯渇・・・。

地球環境を守らなくては大変だということ、地球の資源には限りがあるということがこういう写真によって実感できます。

もともと生命も地球も同一、一体のものだった。それが生物と地球に分化した。やがて人間が誕生した。宇宙船地球号とその乗組員とに分かれた(自分達は乗組員だと人間が勝手に認識した)、こういうことなんですよね。

「地球破壊は自分破壊」 このような認識が得られるかは別として、自分達の乗り物、何とかしなくっちゃ! かなりあちこち傷んでる。そろそろみんながこのように考えないとヤバイ状況なんですよね。

でも大半の乗組員は「地球号、みんなで乗ってりゃ こわくない」って心理状態なんでしょうね(わたしもそうです、愚かな乗組員です)。