透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

プロ意識

2006-11-02 | A あれこれ

 
建築と本の写真が並んだのは初めてかな?

〇東京ビッグサイト 
ピラミッドを4つ並べてひっくり返したような、なんともアクロバチックな形ですね。大きな地震がきても大丈夫なんだろうかと思ってしまいます。 4つくっつけて櫓を組むようにしてありますから、構造的には安定しているのでしょうが、視覚的には不安定に見えますよね。ランドマークとなるような特異なデザインを意図したのでしょうか・・・。


〇「終のすみか」
ここで9月末に開催されたセミナーに参加したのです(このとき北杜夫の「木精」を読んだのでした)。この逆さピラミッドの中(確か6階)で一日集中して4つの講義を聴きました。『やっぱり「終のすみか」は有料老人ホーム』講談社の著者の滝上氏の講義が一番印象的でした。

滝上氏は「グリーン東京」という有料老人ホームを経営しておられる方で、介護付き有料老人ホームのニーズが今後ますます増えると講義の中で力説しておられました。政府の福祉に関する審議会などのメンバーとしても活躍してこられた方で、老人福祉の制度改革などの情報をいち早くキャッチしてソフト、ハードの両面で常に先手を打って対応してこられた方です。

どんなに有料老人ホームのニーズがあっても、老人介護や、介護保険制度などについて精通していなくては経営の見通しは明るいとはいえない、氏はこのようにも力説しておられました。

どの世界にもプロがいます。競争すれば一番というプロがいます。競争の時代、プロ意識を持ち続け、常にお互い切磋琢磨していないと置いていかれてしまう・・・。アマチュアではいけないのです。
もういいかげんいままで走り続けた慣性力だけで仕事をこなそう、などと甘えてはいけないんです。でもという気力を持続させることがしんどくなってきました。歳かな・・・。