透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

冬のソナタ

2006-11-19 | A 読書日記



今回は「冬のソナタ」。

冬ソナについて書くことになるとは全く予想外なこと、しかも今頃。わが家に、冬ソナのビデオがある。テレビ放送を録画したものを以前もらった。りんごさんのブログを読んで、先日ラスト2話(19、20話)を観た。『もうひとつの冬のソナタ』ワニブックスと混同してしまって、ドラマのラストがどうだったか忘れてしまっていた。

交通事故の後遺症でチュンサンは一日もはやく手術をしないと失明の恐れがある、と医者に宣告される(確かドラマでは医者は一刻もはやくと言っていたが)。

手術後に記憶障害などの後遺症が残るという指摘に結局チュンサンは手術をしないで、薬による治療を選択する。彼はユジンとの思い出を残すことを選択して視力を失ったのだった。

さて、自分ならどうするだろうか・・・、このドラマの主人公に自分を据えてみる。で、相手のユジンは・・・、もちろん内緒。初恋の思い出を残すのか、視力を残すのか。こう自分の問題に置き換えて考えると、彼の選択の重みがよく分かる。

中年おじちゃんは思う、このドラマは自分にはまずあり得ないテーマを提示してくれて、そのことについて考えさせてくれたということに意味があるのだと。もちろん、ショートカットのユジンが可愛かった、それだけでもいいんだけれど・・・。