■ 塩尻の平出遺跡は日本三大遺跡のひとつに数えられる。この遺跡に倉が復元された(元の形が正確には分かっていないから復元ということなのかどうか)。栗やくるみなど木の実を保存したのか、穀類を保存したのかは知らない。
掘建て柱の途中につけられた刀の「つば」のようなものは何?
これはねずみ返し。ねずみは柱を伝って登ろうにもこのつばを越えて上に行くことはできない・・・。なかなか賢い工夫だ。
屋根棟の納め方は今の茅葺の民家と変わらない。建築の基本的な形って縄文の昔からあまり変わらないのか・・・。
■ やはり今は仏像ブーム、このことを昨日の朝のローカルなラジオ番組で聴いた。上野で開催中の阿修羅展は1日1万人もの入場者があるそうだ。会期中に見込まれる入場者数は、なんと100万人にもなるという。
イケメン阿修羅のファンクラブまであるのだとか。しばらく前に確かNHKのTV番組でモデルのはなさんが阿修羅と対面するシーンを放送していた。彼女は大の仏像ファンとのこと。これから仏像に対面すると思うと胸がときめくらしい。まあ、理屈ではなく、感性で鑑賞する、そういう鑑賞法もある、ということだろう。そのことは先日読了した『仏像』にもあった。
興福寺に安置されていれば阿修羅の横顔を正面から見ることは出来ないが、上野では彫刻同様、360度ぐるっと鑑賞できる。従って、両側面の顔も正面から鑑賞できるというわけだ。
会期中に上京する機会があるかもしれない。そのときは何とか時間をつくって阿修羅と対面したいと思う。
仏像がマイブームになりつつある。