■ 今日の朝刊で評論家の中島梓さんが亡くなったことを知った。記事でも伝えているが中島さんは栗本薫の名前で小説も書いていた。
『文学の輪郭』で群像新人賞(評論部門賞)を受賞し、『ぼくらの時代』で江戸川乱歩賞を受賞。随分才能のある人だな、と思ったことを覚えている。共に78年の出版。書棚から2冊取り出してきた。なつかしい。
彼女は後年『グイン・サーガ』という120巻を越える大長編SFを書きつづけた。プルーストの例の長編よりも長い小説だという。このマニアックなというかなんというか、すごい小説は読んでいない。
先の2冊、いずれ再読してみたいとは思うが、次から次へと読みたい本が出るのでどうかな。
中島梓さんのご冥福をお祈りする。合掌。