本の帯の阿修羅
■ 村上春樹の新刊が出ようが、今年は仏像だ。書店でも仏像関連本に目がいくようになった。
帯の写真の興福寺の阿修羅立像をはじめとして、飛鳥寺の釈迦如来像、法隆寺の釈迦三尊像、薬師寺の薬師三尊像、唐招提寺の鑑真坐像などなど奈良の有名な仏像たちの解説。モノクロの写真が芸術的。
阿修羅像は三つの顔と六本の腕を持つ異形なのに不自然さを感じさせないのは、なぜ? 少年の姿をしているのは、なぜ?
詳細な解説、踏み込んだ解説でなかなか興味深い。
『一度は拝したい奈良の仏像』山崎隆之 初めての学研新書