■ 前々稿で取り上げた『仏像の本』読了。
副題の「感じる・調べる・もっと近づく」は著者の仏像ガール(廣瀬郁実)さんがすすめる仏像へのアプローチのステップを示したもの。
仏像ナビゲーターとして活躍している廣瀬さんは大学で仏教美術を専攻した方。仏像に関する知識も当然豊富だと思う。だから書きたいこともたくさんあるだろうに、この本では仏像に関する基礎知識を簡潔にまとめて平易に書いている。文章のボリュームも少なく読みやすい。仏像の入門書として最適だと思う。
帯にあるように「これから好きになりたい人にも。前から大好きという人にも。」おすすめの一冊。
『仏像の本』仏像ガール(廣瀬郁実)/山と渓谷社