透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

藤森照信展 再び

2010-08-08 | A あれこれ


空飛ぶ泥舟(藤森照信)と茅野市民館(古谷誠章)

 藤森照信さんのギャラリー・トークを聴きに、そして空飛ぶ泥舟に「乗る」ために茅野市美術館へ再び出かけた。

空飛ぶ泥舟の定員は6人。今日(8日)の公開時間は午前の2時間。見学者は5人1組(+添乗員さん 市の職員でしょう。若い女性でちょっとうれしかった。)で舟の中に入る。制限時間は10分。ということは1時間で30人、2時間で60人しか乗ることができない・・・。

受付開始は朝9時、その5分くらい前に美術館に到着。既に何人か並んでいたが、事務室で受け付けを済ませることができた。

10時50分、架けられた梯子を上ってにじり口から泥舟の中に入る。梯子から中に入るときは自然ににじりスタイルになる。外観の印象とは違って中は広い。テーブルの両側の固定式のベンチに3人ずつ腰掛けた。立礼の席だ。梯子が露地か・・・、独創的なアイディアだ。

この泥舟、両側からそれぞれ2本、計4本のワイヤで吊っているように見える。が、実際は舟の底の部分をワイヤが通っていて、2本のワイヤでゆりかごのように吊っていると、藤森さんの説明があった。

なるほど、そうしないと舟底によほど丈夫なキール梁(動物の背骨に相当する)を入れないと、人の体重による曲げ力に対してもたないだろう。

午後のギャラリー・トークは予定の1時間をおよそ40分オーバー。藤森さんが好んで使う素材は土。**土は人間の意識を吸収する**のだそうだ。タンポポハウス(カタカナ表記でよかったかな)の壁や屋根にはニラが生えてきているとのこと。でもニラハウスにはできない・・・と語っていた(隣にはニラハウスの写真が展示されていた)。

やはりライブで解説を聴くと楽しい。

さて次回は今月の22日(日)、伊東豊雄×藤森照信 トークセッションだ。朝早く行かないと・・・。

メモ) 空飛ぶ泥舟のサイズ:長さ3、6m 巾1、8m 重量600kg 


二宮カエル

2010-08-08 | F 建築に棲む生き物たち



 二宮と聞くと嵐の二宮和也君を思い浮かべる人が多いかもしれない。私は映画「硫黄島からの手紙」での彼の好演が記憶に残っている。

薪を背負って本を読むこの姿は二宮金次郎。否、二宮カエルだ。松本の観光スポット、縄手通りに立っている。

縄手通りにはカエルが棲んでいる。なぜ縄手にカエルなのか知らないが、何匹も棲んでいる。何匹なのか、観光パンフレットに載せたらどうだろう。松本検定の問題にいいかもしれない。私は数えたことがないので答えを知らないのだが。

先日、夕方の街中散歩で縄手を通った。観光客と思しき若い女性がこのカエルにカメラを向けていた。で、私も向けた。