透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

046 なんと短足な

2010-08-20 | A 火の見櫓っておもしろい

 
046 安曇野市

 この火の見櫓も先日安曇野市内(たぶん三郷)で見かけた。脇には注連縄付きの道祖神。なぜか火の見櫓の近くに道祖神があることが多い。時系列的には逆か。なぜか道祖神のあるところに火の見櫓があることが多い、と書くべきかな。

この火の見櫓は随分短足だ。こんなプロポーションの男の子と母親が登場する漫画があったような気がする、タイトルが思い出せないが・・・。

火の見櫓のある場所を地図上にきちんとプロットすればいいのかもしれない。そしてしばらく前に書いた、チェック項目についてその都度きちんと調べて記録すればいいのかもしれない。でもそうすると火の見櫓観察が義務と化してしまい趣味として楽しむことができなくなってしまうだろう。

時には女性に見立てたり、好きに観察することにしておこう。

気楽に、気楽に。 


 


千国街道の塩倉

2010-08-20 | A あれこれ



 この塩倉は千国街道(塩の道)の信州側の入口に位置する小谷村大網にあったものを移築したものだという。塩倉という名前の通り、階上に塩を保管し、階下(半地下)に牛を繋いだものだそうだ。塩の道にはこんな倉が多分いくつもあったのだろう。

建築当初は屋根は茅葺の寄棟、壁は土壁であったことが確認されているとのことだが、移築後はこのように切妻屋根、板壁になっている。なぜ建築当初の姿に復元しなかったのか、理由は分からない。

3尺ピッチで柱を建てその間に板を縦にはめて貫ではさみこんで固定している(という理解でいいのか、どうか・・・)。きちんと観察してこなかったが、貫の柱際に栓が写っているので、そうしてあるのではないか、と思う。貫は板を固定するだけでなく現在の木造軸組みの筋交いの役目も果たしている(はずだけど)。