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茅野市内(?)で見かけた火の見櫓 100808撮影
■ 左は櫓の4隅の柱材に鋼管が使われている。柱が垂直に立っていて櫓のサイズは下から上まで変わらない。それに対して右は柱材など櫓の構成部材にアングル材が使われてる。上方に向かって次第に細くなる、よく見かけるオーソドックスなタイプの火の見櫓だ。
やはり火の見櫓は次第に細くなる右のタイプの方がしなやかで優美だ。女性的な美しさ、と評してもいい。左のタイプはそれ程数は多くはないだろうと、根拠もなくなんとなく思うが、男性的で力強い。デザインによって随分印象が違う、と両者を比較してみて感じる。
ところで遠くから火の見櫓を眺めていて気になるのが、屋根の勾配。かなり緩勾配の屋根もあれば、急勾配の屋根もある。屋根の勾配は遠景の火の見櫓の印象を決める大きな要素だ。それと屋根と見張り台の大きさのバランスも重要な要素。
左の火の見櫓は構成部材の強度によって構造的に成立させているような印象。それに対して右の火の見櫓は全体の形に頼って成立させているような印象。これは東京スカイツリーと東京タワーにも当て嵌まるのではないか・・・。
私は右の火の見櫓の方が好み。男性的な火の見櫓より女性的な火の見櫓、当たり前か・・・。