イタリア南部の・・・ 繰り返しの美学な風景
■ 繰り返しに美が宿ることを神さまはとっくにご存じのはず。でなければこんなふうに「東向け東!」なんてひまわりに号令をかけるはずがない・・・。
メモ)
『素直な戦士たち』城山三郎/新潮文庫に倣ったタイトル
イタリアではなく松本市和田にて撮影 100814
山形村にて 100704撮影
松本平には本棟造りの民家がある。
束と貫のグリッドと白壁。
屋根のせき板やその頂部の「からすおどし」の鈍い赤色が効いている。
懸魚が無いがすっきりしていて好ましい。
間口がやや広めの冠木門。樹形が整えられた松。
風格さえ漂うこの佇まい。
民家、長い時をかけて次第に洗練されてきた技術と意匠。
ああ、この伝統美。これを建築文化と言わずして何と言う・・・。
松本市美術館 市民創造ひろばにて 100813撮影
■ 「フレームハウス」 作品名が分からなかったから、勝手に名前を付けた。
大きさの異なるフレームハウスを芝面に向きをそろえて並べている。相似形を繰り返すというパターンはいままで取り上げたことがなかったが、これも繰り返しの美学。
この作品を観ている時、いちばん大きなハウスのフレームの一部がパタンと芝面に倒た。全体のリズムがすこし乱れてしまったのは残念。
このような相似形の繰り返しに出逢う機会は稀だろう・・・。それとも捜せば見つかるのかな?
1937
①041
②042
■ また火の見櫓。他人(ひと)の理解を越えたところにディープな趣味はあるのだから、このくらいの凝りようはまだ序の口、甘いでしょう。長野県外の火の見櫓を取り上げるようになったら、「あんたも好きだね~」 そう思って下さい。
さて、今回は茅野市内(?)の火の見櫓(100808撮影)。 ①が梯子(2本柱)型、②が櫓(3本柱)型。大事な半鐘には切り妻型の小屋根をかけていますね。半鐘はかなり重いでしょうから(って具体的にどのくらいの重量だろう・・・)丸鋼の斜材で吊っています。
構成部材は①のステップ材を除き鋼管。随分錆びていますね。もう役目を終えているのでしょうが、手入れはしていただきたい、そう思います。
2基共屋根の無いタイプですね。①の梯子型の場合には屋根がなくてもさほど気になりませんが、②の櫓型の場合にはどうしても落ち着きません。未完のように見えてしまいます。3本の柱がバラバラのままです。屋根は視覚的に柱を束ねる、櫓をまとめる、と言ったらいいのかそんな効果があるように思います。
てっぺんをどう処理するか・・・、これがポイント!
◎所在地はきちんと確認していないので隣接する他市町村のものもあるかもしれません。