■ FM長野の番組で火の見櫓について語ることになった。10日の収録に備えて火の見櫓観察ポイントの復習。少し手を加えた(改訂161106)。
1 火の見櫓の立地、環境
10 周辺の環境(例:傾斜地、高台、市街地、郊外など)
11 立地(例:公民館の敷地、神社の境内、道路沿い・辻、道路またぎのものもある)
12 観察時の季節や天候、時間帯(例:桜の開花時期、紅葉の季節、降雪時、降雨時など、
朝焼け時、夕焼け時など)
13 消防詰所(屯所)や消防倉庫の有無、火の見櫓との位置関係やデザイン
14 その他
2 火の見櫓の全体の様子
20 型:柱型(1本柱)、梯子型(2本柱、控え柱の有無)、
櫓型(3本柱、4本柱 その他の型)
21 櫓の高さ、脚の長さ、脚間距離
22 プロポーション:上方への絞り方 曲線状(櫓が描く曲線の様子)、直線状
総高/脚間長さ、逓減率
23 屋根と見張り台の形、大きさ及びバランス(屋根と見張り台の離れ)
24 色 (防錆塗装のシルバー、赤、青、緑、茶、その他の色)
25 損傷の有無 発錆状況など
26 その他
3 火の見櫓を構成する各部分の様子
310 屋根の有無 屋根の形(平面形と立体形)反り・むくりの有無
311 屋根の飾り(避雷針と飾り、蕨手、その他)
320 半鐘の有無 半鐘の設置位置、形(梵鐘形の凹凸、平滑なもの)表面の様子
双盤・ドラ形、板木、その他
321 半鐘用の小屋根の有無、形(主として踊り場に設置した半鐘について)
322 見張り台の有無 見張り台の形、床の構成、手すりのデザイン
330 踊り場の有無 踊り場の形、床の構成、手すりのデザイン
340 櫓の平面形(3角形、4角形(正方形、台形)、その他
341 櫓の構成部材(鋼材:等辺山形鋼、鋼管、平鋼、丸鋼、木材、石、
コンクリート、その他、他用途のものの転用)
342 櫓の構成部材の寸法、接合方法(鋼材:リベット、溶接、ボルト)
ブレース(筋かい)の材料(丸鋼、山形鋼、平鋼、その他)と構成
343 横架材の間隔
350 梯子の設置の仕方(櫓の内部、外部、櫓の横架材利用)
詰所・屯所との間のかけ渡し
351 梯子の構成部材 手すりの有無など
360 脚部のデザイン 単脚、複合脚(トラスの組み方やアーチ材の有無、カーブの様子)
370 基礎:独立基礎、一体型基礎(塊状基礎)、台柱、その他
381 消防信号表示板の有無、材質(鋼板、木板)、色・デザイン
382 銘板の有無と記載内容(製造所名、消防団名、製造年、寄贈者名など)
383 付加されているもの(スピーカー、モーターサイレン、アンテナ、照明、赤色灯、
ウィンチ、ソーラーパネル、ホース掛け、火の用心の看板など)の有無
390 その他
4 その他
40 観察者の主観的な印象、観察者個人の関心について
41 地元住民の関わり方、建設のエピソードなど
42 その他
更に手を加えてもう少し論理的な根拠に依り体系化したい。