透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

― 難しいことを易しく話す

2016-11-08 | A 火の見櫓っておもしろい

 「易しいことを」「難しいことを」と「易しく話す」「難しく話す」の組み合わせは「易しいことを 難しく話す」など4通りある。

この組み合わせで難しいのはどれか、みんな分かっている。「難しいことを 易しく話す」だ。

先日書いた通り、FM長野で火の見櫓について語る機会を得た。火の見櫓の広報活動の一環として、あがり症だから無理です、などと言ってはいられない。がんばれU1と自分にエールを送る。

例えば火の見櫓の形の特徴を写真を示して説明することは「百聞は一見にしかず」で易しい。今まで行った数回の講座「火の見櫓っておもしろい」ではパワーポイントを使って火の見櫓の写真を示しながら話をした。

だが・・・、ラジオ番組だとそれができない。だから、例えば屋根の形を説明する場合には、形を具体的にイメージできるように何かにたとえればいいかもしれない。とっさにそれに相応しいものが浮かぶかどうか・・・。


ブレース、平鋼、等辺山形鋼 こんな言葉も馴染みがないからダメだろう。平鋼?何それ。それならばと、フラットバーと言い換えても同じこと。音読みの「鋼材」も聞けば、こうざいで意味が分かりにくい。ムムム・・・。

番組の担当アナから「長野をもっと楽しむヒント」という分かりやすいテーマをいただいた。新聞のラジオ番組欄に「長野をモット楽しみたい!ジモト応援ラジオ」と、番組のコンセプトが載っている。

長野県には火の見櫓が多く(*1)、どの地域にも火の見櫓が立っている。リスナーの皆さんが火の見櫓の存在に気がつき(*2)、近くに立っている火の見櫓を眺めていただけたら、と願うのみ。きっとそれまでとは風景が違って見えるはず。 

そして櫓の形も屋根の形もそれぞれ違っていることに気がついて、火の見櫓 みんなちがって みんないい と思っていただけたら望外の幸せ。


*1 2004、5年ころの推計で2300基という数が示されている。
*2 星座に関心がなく、知識もないと満天の星を見上げても星座は見えない。火の見櫓然り。視覚情報が脳に伝わっても関心がないこと、知識がないことを脳は認識しない。

 


33会の大阪旅行

2016-11-08 | A あれこれ

■ 「そうだ京都、行こう」 このJR東海のキャッチコピーは、急に思い立って京都に出かけることにした、そんなニュアンスを含んでいると思う。

一昨日(6日)の夜、中学の同級生4人で飲んだ。その席で来年1月の旅行の相談もした。前回の旅行の直後からいろんな希望があり、「そうだ京都、行こう」のように個人の急な思いつきで決まったわけではない。大阪に行くことはお盆の飲み会で決まったが、私は入院していてこの時の飲み会に参加できなかった。大阪に決まった経緯は後から聞いた。

東京や京都とは違い、大阪の地理には全く疎くて脳内検索しても大阪マップは全くヒットしない。

♪ 包丁一本さらしに巻いて 旅へ出るのも板場の修行  法善寺横丁がどこにあるのかも知らないし、♪ 北の新地はおもいでばかり雨もよう ♪ 酔ってあなたは曽根崎 曽根崎あたり、
と都はるみが熱唱したが新地も曽根碕もどのあたりなのか分からない。



旅行の取りまとめは幹事の役目、昨晩の飲み会に買い求めたガイドブックを持参した。

通天閣、道頓堀、あべのハルカス、住吉大社、USJ、新梅田シティなどの観光スポットは知っているが、大阪のどこにあるのか、位置関係は全く分からない。

ガイドブックについている大阪中心部の地図を広げて、4人が希望するスポットがどこにあるのか確認した。落語好きのO君の希望・天満天神繁昌亭、私の希望の通天閣(*1)、Sさん希望のあべのハルカス等の位置関係を確認した。通天閣とあべのハルカスは近いことも、四天王寺(*2)も近くにあることなども分かった。

飲みながら、今までの旅行にも参加していて普段から交流のある同級生に電話して誘ったところ、参加希望者が11人になった。

2006年の京都(*3)に始まり、2013年の東京2015年の奈良と旅行をしてきた。気心の知れた仲間との旅行は楽しい。これから年末にかけて参加者の希望を訊きながら計画をたてたい。

前回の奈良旅行でもお世話になったTさんに早速電話してホテルと列車の切符の手配をお願いした。


*1 通天閣をバックにマンホール蓋の写真が撮れないかな・・・。
*2 ガイドブックに**推古天皇元年(593)に聖徳太子が創建した日本最古の官寺。中門・五重塔・金堂・講堂が一直線に並ぶ(後略)**とある。 この配置を見たい(過去ログ)。
*3 京都旅行が2006年1月で、ブログ開始が同年4月だからこの時の記事はない。