■ レイ・ブラッドベリのSF小説『華氏451度』は1953年に刊行された。この長編小説のことを知ったのは大学生の時だったと思う。友人から教えてもらったような気がする。あるいはその時にざっとあらすじを追うように読んだのかもしれないが記憶にない。
いつか読みたい、いや読まなくてはならないと思っていながら時は流れ・・・。4年前の15年に新訳版の文庫本(ハヤカワ文庫)を買い求めてはいて、ようやく読み始めた。
パナソニックメロディアスライブラリーというラジオ番組(TOKYO FMで毎週日曜日の午前10時から放送される番組)で何年か前に作家の小川洋子さんがこの小説を取り上げて解説していた。
この有名な作品は「読んだ」というだけで満足できる。ブラッドベリには『火星年代記』という作品もあり、傑作と評されている。この作品も読まなくては。「いつ読む?」「いつか、いや今年」