■ 「火の見櫓っておもしろい」の書籍化、この話が出たのは2016年の12月、東京で友人と飲んだ時だった。
私の趣味の火の見櫓巡りのことが新聞で紹介され、ラジオ番組にも、テレビ番組にも出て、後は本を出すだけ。書籍の編集経験のある友人にすすめられて、「書くよ」と答えた(答えてしまった)。
翌2017年の2月ころ、このブログに「火の見櫓っておもしろいを本にしよう」というカテゴリーを設定して書き始めた(現在は原稿の掲載はしていない)。それから2年半、ようやく終盤になってきた。
本のタイトルは「火の見櫓はおもしろい」に決まった。他に「火の見櫓観察記」も候補に挙げたが、硬いイメージで不採用(文章も硬いから相応しいかも)。表紙に使うスケッチも決まった。
当初はある理由から今月(7月)中に発行したいと思っていが、遅れている。秋ごろ、紅葉が始まるころまで伸びそうだ。ヒヨドリの観察をする柿の木が落葉し始めて、オー・ヘンリーの短編じゃないけれど「最後の一葉」になるまでには何とかしたい。
まだまだ書き足りないなと思ったり、別の写真の方が良いかなと迷うこともないわけではない。でもどこかで線を引かないとエンドレス・ワークになってしまう。本を出すという願いが叶うならそれで十分満足、満足。