透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

「知っとく シニア塾」

2019-07-04 | D 新聞を読んで

 信濃毎日新聞朝刊のくらし面に連載中の「知っとく シニア塾」、2日の記事は年金の受給繰り下げについて。このブログをどんな人が、どんな年齢層の人が閲覧しているのか分からないが、年金は年齢には関係ないので取り上げる。

**まだ働いているので年金の受け取りを先延ばししたいと考えています。遅らせると増額されると聞きました。** 

この質問に対して、年金は70歳まで月単位で受給を遅らせることができ、1カ月遅らせるごとに0.7%増額されるということ、で、肝心の損得については・・・、単純に受け取る総額で比べると、65歳からの本来受給分を追い越す分岐点は約12年という回答。

70歳まで5年(60カ月)受給を先延ばしすると42%(=0.7%×60カ月)も増額されるから、すごく得するような気がする。だが、12年後、82歳になってようやく本来受給の場合を上回るという計算になるという説明だ。67歳から受け取っても12年後、約79歳で上回る。

82歳というのは男性の平均寿命。それ以上長生きすれば、それも健康で長生きなら得するが、どうだろうか。週刊誌には先延ばしは損、という記事が載る。新聞記事にも65歳以上でも働いている人が増えているが、繰り下げている人はわずか1%超だとある。

ここは週刊誌の記事、それから大勢の人たちの判断に従うべきだろう。


 


「日日是日本語」

2019-07-04 | A 読書日記

図書カードで本を買う

図書カード4

 図書カードで買い求めた4冊目の本は『日日是日本語 日本語学者の日本語日記』今野真二/岩波書店。

書名の日日をひびではなく、にちにちと読むことは映画にもなった森下典子さんのエッセイ『日日是好日』で知っていた(過去ログ)。

新聞の書評欄に**現代語に「いちゃもん」醍醐味**と題してこの本が取り上げられていて、読んでみたいと思った。先日行きつけの書店にお願いして取り寄せてもらった。まえがきに**「今出会っている日本語」に丁寧に接しようという気持ちがうまれたように思う。丁寧に接すると気になることが増す。(中略)名づけて「日本語いちゃもん日記」。(後略)**

書評欄のタイトルのいちゃもんが「 」付き表記になっているのはここから採っているからなのかもしれない。なかなかおもしろそうだ。


レイ・ブラッドベリの『華氏451度』を読み終えてから読みたい。いや、先に読もうかな。