■ 信濃毎日新聞朝刊のくらし面に連載中の「知っとく シニア塾」、2日の記事は年金の受給繰り下げについて。このブログをどんな人が、どんな年齢層の人が閲覧しているのか分からないが、年金は年齢には関係ないので取り上げる。
**まだ働いているので年金の受け取りを先延ばししたいと考えています。遅らせると増額されると聞きました。**
この質問に対して、年金は70歳まで月単位で受給を遅らせることができ、1カ月遅らせるごとに0.7%増額されるということ、で、肝心の損得については・・・、単純に受け取る総額で比べると、65歳からの本来受給分を追い越す分岐点は約12年という回答。
70歳まで5年(60カ月)受給を先延ばしすると42%(=0.7%×60カ月)も増額されるから、すごく得するような気がする。だが、12年後、82歳になってようやく本来受給の場合を上回るという計算になるという説明だ。67歳から受け取っても12年後、約79歳で上回る。
82歳というのは男性の平均寿命。それ以上長生きすれば、それも健康で長生きなら得するが、どうだろうか。週刊誌には先延ばしは損、という記事が載る。新聞記事にも65歳以上でも働いている人が増えているが、繰り下げている人はわずか1%超だとある。
ここは週刊誌の記事、それから大勢の人たちの判断に従うべきだろう。