透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

葵紋

2016-11-18 | B 地面の蓋っておもしろい

 週末のサードプレイス、今日(18日)もカフェ バロへ。



バロの常連客、Fさんが名古屋の徳川美術館に行ってきたとのこと。彼女のお土産は「徳川美術館特選 茶どころせんべい 葵」。バロでこの円いせんべいを見た時、マンホール蓋のデザインもこうでなくちゃ、と思った。江戸時代のデザイナー、なかなかセンスが良い。

これは点対称だと思っていたが、点対称を調べると、180°回転させるともとの図形にピッタリ重なる図形とある。この葵紋は120°回転させると重なる。このような図形は点対称ではないのかな? 

円い枠の中に納める図柄のデザインとしては、このように一定角度回転させると重なるようなものが好ましい。円は回転をイメージさせる図形だから。

このせんべいは抹茶入り。パリッ、ふたつに割ると、断面は緑色だった。うん、うまい。

いつもいただいてばかりでは申し訳ない。大阪旅行のみやげを忘れないようにしないと・・・。


 


今朝のヒヨドリ

2016-11-18 | D キミの名は?




撮影日 161118 朝8時過ぎ

 今日もまだ薄暗いうちから柿の木にヒヨドリが飛来して実を啄ばんでいる。写真を撮ろうと窓を開けると、気配を感じるのだろう、一斉に飛び去るがしばらくするとまたやって来る。

彼らは頻繁に体を動かすので、写真を撮ることは難しい。三脚を立ててカメラを据えているわけでもないから、手ぶれもする。窓枠にカメラを固定するなどして手ぶれをふせぐ工夫はしているが。

上の写真は柿の実に頭がかくれているし、下は顔に小枝がかかっているから、ダメ。でもせっかく撮ったから載せておく。私の生活記録のつもり。


 


716 旧四賀村穴沢の火の見櫓

2016-11-17 | A 火の見櫓っておもしろい


716

旧四賀村、現松本市の集落・穴沢で見かけた火の見櫓。別のところに行くつもりが、道を間違えて行きついたところに立っていた。 梯子段の数とその間隔から見張り台の床の高さは約9メートルだと分かった。屋根のてっぺんまでは12、3メートルといったところだろう。

見張り台の床面の一部を切り取るようにして、外付け梯子を納めている。

半鐘を吊り下げてはあるが、使われなくなって久しいという印象を受ける。







 


「今やりたいことを最優先に」

2016-11-16 | A あれこれ


15日付信濃毎日新聞朝刊より

 昨日の朝刊に成人の4割(39.5%)が睡眠時間が6時間未満、ということが厚生労働省の調査(*1)で分かったという記事が載っていた(写真)。20歳以上の男女7千人余りの回答結果だという。仕事や家事に忙しく、睡眠時間が十分取れないという。ちなみに6時間以上7時間未満が34.1%、7時間以上8時間未満が18.5%、8時間以上が8.0%だったと記事にある。

私はここ何年か夜10時に寝て朝5時に起きるという早寝早起きの生活を続けている。この間熟睡していれば睡眠時間は7時間ということになるが、
老人性早朝覚醒症(勝手につけた呼称)で夜中の3時過ぎには目が覚めてしまう。

その時間からNHKの「ラジオ深夜便」を聞いている。番組の3時台は「にっぽんの歌こころの歌」というコーナー、4時台は「明日へのことば」というコーナーで、両コーナーともなかなか好い。この深夜番組が人気というのも分かる。

*****

今朝(16日)の「明日へのことば」のゲストは脚本家・作家の内館牧子さんだった。内館さんはNHKの朝ドラ「ひらり」の脚本を書いている。

美大を卒業して会社勤めをしていた内館さんが脚本家になった経緯、大相撲の時津風理事長に乞われて横綱審議委員になったときのことなどを語っていた。時津風理事長は反ものを土産に訪ねてきて、自薦、他薦は多いが、本当に相撲好きな人になってもらいたいと、頭を下げたそうだ。

大相撲が大好きな内館さんは桝席で観覧していて、力士が落ちてきてあばら骨を折ったことがあったらしい(半分眠りながら聞いているので記憶があいまい)。そのことをうれしいと思ったというからよほどの相撲ファンだ。

内館さんの作品「終わった人」は定年で退職した男が主人公の小説で、かなり高齢の読者から自分がモデルのようだ、というハガキが何通も届いたという。この小説の続編を望む声があるようだが、今度は女性を主人公にした小説が書きたいと、内館さんは語っていた。

インタビュアーは「今したいこと、すべきことを最優先に」ということですね、という言葉でコーナーを括っていた。この「今」は例えば今度は長編小説を書きたいというように、少し長いスパンで捉えたものだと思う。

これは案外実践するのが難しい。いや、その前に、この先何年かかけてしたいことをはっきりさせることも難しい。

この先5年かけてしたいこと・・・、火の見櫓の本を出すことだな。


*1 2015年国民健康・栄養調査
 


古事記の神話

2016-11-13 | A 読書日記

 鄙里の神社で七五三祝と新嘗祭が行われた。七五三のお参りに来た小さな子どもたちには千歳飴と絵本をプレゼント。受付で「やまたのおろち」や「うみひこ やまひこ」「じんむてんのう」などの中から好きな絵本を選んでもらい、その絵本を渡した。



『いなばのしろうさぎ』は古事記の一連の物語の中でもよく知られている。稲羽の素兎を助けた大国主命は須佐之男命の娘・須勢理毘売(すせりひめ)と結ばれ、少名毘古那神(すくなひこなのかみ)と共に国造りをする。



『てんそんこうりん』は古事記の中の本流を成す物語。大国主命が国造りを進めていたが、もめごとが絶えなかった。天照大御神はこのことで心をいためていた。それで、建御雷神(たけみかづちのかみ)を使いとして葦原中国に赴かせたのだった・・・。

瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が葦原中国(あしはらのなかつくに *1)を治めるために猿田彦神(*2)の案内で高天原を降る。この時、八咫鏡、草薙剣、八尺瓊曲玉の他に稲穂を持ち降りた。

古事記の神話は一通り読んだが、何回読んでも神様の名前を覚えることができない。この天孫降臨に出てくる神様然り。瓊瓊杵尊と天照大御神の関係は? 

瓊瓊杵尊は天照大御神の孫。しばらくするとまた忘れてしまうだろう・・・。*3


*1 日本の古名
*2 道祖神と結びついて祀られるようになったという説明もなされる(例:『安曇野 道祖の神と石神様た  ち』西川久寿男/穂高神社)。また、手塚治虫の「火の鳥」にもナビゲーターとして登場する。
*3 神様の表記は上掲2冊に倣った。


33会大阪旅行の計画

2016-11-13 | A あれこれ

■ 淀屋橋のホテルを予約した、と数日前にTさんから連絡があった。ガイドブックを見て適塾や少彦名(すくなひこな)神社がホテルから近いことが分かった。大阪市中央公会堂や日本銀行大阪支店も徒歩圏内。朝の散歩で外観だけでも見てきたい。残念なことに旅行が1月だから朝明るくなるのが遅い。5時だとまだ真っ暗だから、朝食前の散歩というわけにはいかないかもしれない。もっとも、早朝散歩で建築巡りしたいなどという人は今回の仲間にはいそうにないから、時間的に無理ならあきらめよう。

当日(1月14日)は昼頃大阪に着く。で、どこにいこうか・・・。希望を聞いてみよう。のぶさん推薦の住吉大社は難波駅から南海電鉄に乗ればいいのか。新大阪駅から難波駅へは? 地下鉄御堂筋線。欧陽菲菲!

夕方ホテルにチェックインしてから天満天神繁昌亭に出かけるのがよさそうだ。「落語パス」という人は
天神橋商店街をぶらついたり、大阪天満宮をお参りするのもいいかもしれない。

夜は道頓堀。行きは地下鉄堺筋線で日本橋(そうだ、大阪にも日本橋ってあるんだった)まで移動、帰りはタクシーかな。酔っぱらって地下鉄は面倒だから。

翌日(15日)は通天閣、地下鉄御堂筋線で恵美須町駅まで行けばよい。それから四天王寺へ行こう。この移動をどうするか。私一人なら、当然徒歩だけれど、徒歩だとMさんあたりから何か言われそう。女性陣は荷物も多そうだし、タクシーかな。でも徒歩で10分もかからないはず。そして最後はあべのハルカス。そこから新大阪駅へは? お、御堂筋線で乗り換えなし! すばらしい!

これでプランの素案ができた。 忘年会で相談しよう。


 

 


おっとぼけ万博

2016-11-12 | A あれこれ

 おっとぼけ美術館開館記念特別展「おっとぼけ万博」がいよいよ明日(11月13日)から始まります。

縁あって私のおっとぼけ作品?も ほかの作家さんたちの作品!と同じ会場に展示していただけることになりました。にわか作家にもなれない私の、作品とは呼べない粗品、扱いは館長さんにお任せします。

初日の明日は時間が取れないので20日の日曜日に美術館まで出かけます。どんな作品が集まったのか楽しみです。きっとにぎやかで楽しい会場になっていることでしょう。



 「おっとぼけ万博」 会期:11月13日 ~ 11月30日
 おっとぼけ美術館:
松本市里山辺3347-2


「日本の景観」

2016-11-11 | A 読書日記



『日本の景観 ふるさとの原型』樋口忠彦/春秋社 の再読を終えた。

本書で著者の樋口氏は日本の景観を次のようなタイプに分ける。「盆地の景観」「谷の景観」「山の辺の景観」「平地の景観」タイポロジーが研究のスタートだ。

更に、樋口氏は盆地の景観を「秋津洲やまと」型「八葉蓮華」型に、谷の景観を「水分神社(みくまり)」型と「隠国(こもりく)型」に、そして山の辺の景観を「蔵風得水」型「神奈備山」型、「国見山」型の各景観に分ける。

そして平地の景観は後世になってそこに手を加えることによって山の辺の代償景観や国見山の代償景観などを生み出してきたことを指摘する。平地にそびえる天守は国見山景観の延長線上に位置づけられるという。

**盆地は、「場の平衡状態を維持」するという、母性原理が最も働きやすい空間であり、「みなと」で受け止められた異種文化は、盆地空間に入るや、この母性原理に包みこまれ、日本独得の重層的文化を形成し、新たな装いをこらして日本各地に発信されていった。さらに、これらの文化を重層的に温存させている小盆地が「小やまと」型景観として日本各地に点在し、小京都として今でも日本人に好まれている。**(167頁)

引用が長くなったが、それぞれの景観についてこのような論考をしている。興味深いのは最終章で都市の景観を上記のような地形景観のアナロジーとして捉えて論じていることだ。

**(前略)背後に建物を負い、前方に開けた街路や広場の活動的な景観を見通しながら休息しているという景観の型は、谷や盆地や平野の山の辺の棲息地の景観と全く同じ型であるといってもよい。**(247、8頁)


都市景観を地形景観のアナロジーとして捉えることで、心地良い棲息地景観として都市景観を創造していくための方策が見えてくる。

論理的な筋書きが明解な論考。




今日の朝焼け

2016-11-10 | E 朝焼けの詩


撮影日時 161110 06:09AM

 立冬も過ぎて、もうすっかり冬っす、もとい冬です。7時半ころの気温は-4℃、ブル、寒い~。夜明けが遅くなり、朝焼けも遅くなりました。6時を過ぎてしまうと朝のアップはできません。

いつもと同じ、リビングの東側の窓から撮りましたが、カメラをいつもより少し南側に向けています。空に浮かぶ薄雲がピンク色に染まりました。きれいです、ピンク色と空色の空。

二度と来ない
今日という一日、今日の出来事については後日書きます。


 


今朝の野鳥

2016-11-09 | D キミの名は?



■ 柿の木の葉がかなり落ちてようやく野鳥が観察しやすくなった。今朝(9日)柿の実を啄ばみにやってきたのは馴染みのヒヨドリと・・・、



あまり見かけたことがないこの野鳥。君の名は? シロハラ?

手元の野鳥図鑑にはシロハラについて**平地から低山の林にすみ、暗い林床やササ藪などの茂みで活動して、開けた場所に出ることは少ない。木の実を食べることもあるが、主に地上で昆虫などを捕らえる。数は多いが、じっくり観察する機会の少ない鳥。**とある。

よくこのとまり方でバランスがとれるものだ。