田中冬二の詩に「七月」というのがありました。
うん。ちょうど、七月ですね。
ということで引用。
私もはじめて読みました。
七月
ぱあつとあかるい七月の海
刺激性の潮の香に七月の海は若い
沖の方からよせて来る波涛のうねり
波涛は渚に凄じいひびきをさせてどつとくずれ
しろいしぶきをあげて小気味よく散る
そして砂礫をする音させてひいてゆく
そのあとにもう次の波涛がもりあがつて迫つている
激しいファイトを感じる
山のような波涛がくずれる直前
そのエメラルドいろのどてつぱらに
まつしろなニューボールを快速球で投げこみたい
七月の海は若い
その溢れるような若さに生きよう
向うの岩――怒涛を浴びながら永遠の沈黙の
岩には海鳥の群がいる
これは、「妻科の家」にありました。
その次の詩は「夏雲」。
うん。ちょうど、七月ですね。
ということで引用。
私もはじめて読みました。
七月
ぱあつとあかるい七月の海
刺激性の潮の香に七月の海は若い
沖の方からよせて来る波涛のうねり
波涛は渚に凄じいひびきをさせてどつとくずれ
しろいしぶきをあげて小気味よく散る
そして砂礫をする音させてひいてゆく
そのあとにもう次の波涛がもりあがつて迫つている
激しいファイトを感じる
山のような波涛がくずれる直前
そのエメラルドいろのどてつぱらに
まつしろなニューボールを快速球で投げこみたい
七月の海は若い
その溢れるような若さに生きよう
向うの岩――怒涛を浴びながら永遠の沈黙の
岩には海鳥の群がいる
これは、「妻科の家」にありました。
その次の詩は「夏雲」。