和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

Gaman 

2012-12-03 | 他生の縁
先週の水曜日。
東京へ行ったので、昼飯のあとに、
東京藝術大学美術館でひらかれている
「The Art of Gaman」を観にゆく。
上野駅から歩いての行き帰り。
受付でお金を払おうとすると、無料とのこと。
置かれてあるガイドブックと展示品リストをもらってくる。

ガイドブックにメッセージが載っております。
日系三世のデルフィン・ヒラスナさんは、こうはじめておりました。

「私が、第二次世界大戦中に強制収容された日系アメリカ人の芸術作品に初めて興味を持ったのは、2000年に母親を亡くした後でした。ある日、両親の収納部屋を物色していた私は、隅の方でほこりをかぶった木製の宝石箱を見つけました。古びた品物の数々が集められた箱の中には、安全ピンの留め金がついた、小さな木製の鳥型ブローチが入っていました。私は、その箱の中身すべてが1940年代から引き継がれてきたものであることに衝撃を受けました。・・・・」

うん。出かけていってよかった。
東京展は12月9日まで、そのあと福島・仙台・沖縄・広島へと開催場所がうつるとあります。

ガイドブックの題は「尊厳の芸術展」とあります。
これじゃ、題名がおごそかで空疎な感じをうけて、言葉が浮いてしまいます。
それが残念な気がしました。

ああ、美術館というのは、こういうのを展示すると、俄然、地を踏みしめている気がしてくるのでした。


そのあとに家にかえってから、背中がゾクゾクとしてきて、
どうやら風邪気味。ノドもいがらっぽくなり、
ここ数日、早く寝るようにしておりました。
夜中にせき込みます。
空気が乾燥しているせいかなあ。

どなたさまも、お体たいせつに。
コメント
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