私にとって、今年は、百人一首が気になってはじまった年。
ということで、和歌。
万葉集はどこから手を付けてよいやら、
わからずに、そのままになっておりました(笑)。
ということで、最近になって
古本で扇野聖史著「万葉集の読み方」(日本実業出版社)を
200円で購入。
ああ、夏から読めばいいんだ。
と、この古本に教わりました。
はい。今年の夏の収穫(笑)。
さて、古本にはこうあります。
「万葉集で歌を春・夏・秋・冬の四季に分類しているのは、
巻八と巻十の二巻だけである。この分類法は新しく、
平安期以後の歌集が採用した部立の先駆となった。
二巻を通じて、季節別に分けると、
秋の歌がだんぜん多い。冬の歌が少なく、
次いで夏が少ないのは、夏季は『大和の昼寝』の諺どおり、
奈良盆地は炎暑がつづくので、万葉びとからも敬遠された
せいだろうか。ことのついでにこの諺に触れておくと、
大和の夏はあまりに暑いので、村びとの間に夏期は昼寝を
する掟ができ、これを破って農事に精を出そうものなら
村八分にあったという。愉快な約束事ではある。」(p166)
それでは、万葉集の巻八と巻十とを
ひらいてみることに。
せっかくですから、
窪田空穂全集第十六巻
万葉集評釈Ⅳをひらいてみることに(笑)。
この第十六巻には
巻第八・巻第九・巻第十を載せておりました。
せっかくめくっていたので、
こんなのは、どうでしょう。
春の野に すみれ採みにと 来し吾ぞ
野をなつかしみ 一夜宿(ね)にける (p25)
夏の野の 繁みに咲ける 姫百合の
知らえぬ恋は 苦しきものぞ (p78)
秋の野に 咲きたる花は 指折りて
かき数ふれば 七種(ななくさ)の花 (p105)
以上万葉集巻第八にありました。
三番目は山上憶良で「秋の野の花を詠める歌二首」
その第一首目で、二首目に七種の花が並びます。
さてっと、
このブログに貴重なコメントを下さる
きさらさんのブログに、時々おじゃまします(笑)。
最近のブログに、タカサゴ百合が写真入りで
紹介されておりました。
うん。家のそばにも、近所にも
その花をみかけます。背が高くてね。
目をひきます。きさらさんのおかげで
その百合の名前を知ることができました。
万葉集に登場する「姫百合」については
窪田空穂氏の語釈をもってくることにします。
「『姫百合』は、山野に自生する百合の一種で、
花は夏咲き、黄と赤の二種がある。鬼百合に較べると、
茎も花も小さい。・・・」(p78)
もう一首引用させてください。
このごろの 恋の繁けく
夏草の 刈り掃(はら)へども 生(お)ひしくが如
うん。裏の借りている畑の雑草。
それを刈りとったままでしたので、
今日の夕方、燃やす。
終ってからのビールがうまい(笑)。
ということで、和歌。
万葉集はどこから手を付けてよいやら、
わからずに、そのままになっておりました(笑)。
ということで、最近になって
古本で扇野聖史著「万葉集の読み方」(日本実業出版社)を
200円で購入。
ああ、夏から読めばいいんだ。
と、この古本に教わりました。
はい。今年の夏の収穫(笑)。
さて、古本にはこうあります。
「万葉集で歌を春・夏・秋・冬の四季に分類しているのは、
巻八と巻十の二巻だけである。この分類法は新しく、
平安期以後の歌集が採用した部立の先駆となった。
二巻を通じて、季節別に分けると、
秋の歌がだんぜん多い。冬の歌が少なく、
次いで夏が少ないのは、夏季は『大和の昼寝』の諺どおり、
奈良盆地は炎暑がつづくので、万葉びとからも敬遠された
せいだろうか。ことのついでにこの諺に触れておくと、
大和の夏はあまりに暑いので、村びとの間に夏期は昼寝を
する掟ができ、これを破って農事に精を出そうものなら
村八分にあったという。愉快な約束事ではある。」(p166)
それでは、万葉集の巻八と巻十とを
ひらいてみることに。
せっかくですから、
窪田空穂全集第十六巻
万葉集評釈Ⅳをひらいてみることに(笑)。
この第十六巻には
巻第八・巻第九・巻第十を載せておりました。
せっかくめくっていたので、
こんなのは、どうでしょう。
春の野に すみれ採みにと 来し吾ぞ
野をなつかしみ 一夜宿(ね)にける (p25)
夏の野の 繁みに咲ける 姫百合の
知らえぬ恋は 苦しきものぞ (p78)
秋の野に 咲きたる花は 指折りて
かき数ふれば 七種(ななくさ)の花 (p105)
以上万葉集巻第八にありました。
三番目は山上憶良で「秋の野の花を詠める歌二首」
その第一首目で、二首目に七種の花が並びます。
さてっと、
このブログに貴重なコメントを下さる
きさらさんのブログに、時々おじゃまします(笑)。
最近のブログに、タカサゴ百合が写真入りで
紹介されておりました。
うん。家のそばにも、近所にも
その花をみかけます。背が高くてね。
目をひきます。きさらさんのおかげで
その百合の名前を知ることができました。
万葉集に登場する「姫百合」については
窪田空穂氏の語釈をもってくることにします。
「『姫百合』は、山野に自生する百合の一種で、
花は夏咲き、黄と赤の二種がある。鬼百合に較べると、
茎も花も小さい。・・・」(p78)
もう一首引用させてください。
このごろの 恋の繁けく
夏草の 刈り掃(はら)へども 生(お)ひしくが如
うん。裏の借りている畑の雑草。
それを刈りとったままでしたので、
今日の夕方、燃やす。
終ってからのビールがうまい(笑)。