和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

トタン屋根。

2019-09-21 | 安房
台風15号。家では9日の午前1時半頃から
風雨ともに一段と激しくなり。
それが3時半ごろまでつづきました。
それから、今日で13日目。

海側の南に面する屋根が飛ばされる。
はい。トタンの屋根のせいか、飛ぶのも派手。

お隣りは、床の通気孔から風がはいり、
一階の畳が持ち上がっていたそうです。

南に面した屋根の三角形がなくなり、梁が見えていました。
部屋からは天井板の垂れ下がった隙間から、
台風一過の空がみえました。朝一番に大工さんへ連絡
9日午後に大工さんが来てビニールシートを
はってくれたので安心。ですが、雨が降ると、
しっかりと雨漏り(笑)。

さいわい、ビニールシートを持参してくださる
方々がいてくださって、その次の雨にそなえて、
天井裏にもありったけのビニールシートを敷くことに。

19日・20日と大工さんが来る。
19日は大工さん一人なので手伝いながら
ビニールシートをはがして、べニヤで
二階の屋根をふさぐ。べニヤは6枚ほど。
とばされた梁をつぎたして、角材を屋根にそって
何本もわたして、そのうえにベニヤ。
20日は大工さん二人でしたので、おまかせ。
べニヤの上にさらに、ちがう種類のボードを打ち込み、
防水シートをはり、さらに角材を等間隔で打ち。
二日間の作業を終えました。最後の
トタン張りの作業は、まだまだ後になるでしょうが、
これで雨漏りの心配が軽減されると思うと、うれしい。

とりあえずの一段落。
ホッとして、こうしてブログの書きこみ(笑)。
近所でもまだまだビニールシートを瓦屋根に
かぶせている家があります。

9日は、携帯が通じていたのですが、
次の日から、不通となりました。

郵便は、普段通り届いておりました。
広報無線のスピーカーも、流れておりました。
千葉県全域が停電になっていることは、
電気が流れてから知りました。

9月20日の産経新聞。正論欄は竹内純子さん。
「停電の長期化が突きつける課題」。
その最後に

「・・加えて強調したいのは、
個々人の防災力も高める必要があるということだ。
わが国の防災教育は、災害時には公的機関からの
サポートがあることを前提としている。
しかし、防災教育の真価は『いざというときに
誰に頼ればよいか』を知らせることではなく、
『自分の身は自分で守る』ために何をすればよいか
を教えることにあるはずだ。・・・・」

この言葉のまえには、こうありました。

「日本はもともと地震や火山の噴火などの災害が多い
ことに加えて、近年、豪雨・台風等の災害のレベルや
頻度が上昇している。しかしそれに伴って社会の危機
管理能力は向上しているだろうか?

わが国の防災担当相は内閣府特命担当大臣として、
基本的に他の国務大臣が兼務している。
東日本大震災以降、米国の緊急事態管理庁(FEMA)に
倣う省庁の創設が議論されたこともあったが、
中央防災会議が策定する防災計画に沿って
自治体が防災に努めるという構造は変わってはいない。
常設の役職や組織を作れば無駄も生じるので、
単純に役職や組織創設が解決策だと考えるわけではない。

しかし非常時にみんなが集って協力しあう
という仕組みは、ともすると統率のとれた
復旧作業を阻害することにもなりかねない。

わが国の危機管理能力向上を真剣に
議論すべきではないだろうか。」



コメント (2)
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