和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

太陽はまんべんなく

2023-09-18 | 詩歌
整理ダンスの上に申し訳程度の神棚があり。
そして二階には仏壇。

神棚はほぼそのまま。仏壇はたまに水をかえます。
ああ、そういえばと、今朝、水をかえました。

こういうとき、思い浮かぶ詩があります。


    この太陽   竹中郁

  何万何億というお年寄りの筈だが
  なんと おたっしゃ
  なんと 御陽気

  いつも格式ばらずに
  縁側から ずかずかと部屋へ通って
  投げだすように坐られる

  太陽はまんべんなく
  どこの家へも上りこんで
  たくまぬお口ぶりの世間ばなし

  話のあいま あいま
  ちょいちょい口をつけられるかして
  お帰りのあと
  番茶々碗の中はかわいている


ちなみに、この詩は1968年発行の
「詩集そのほか」の中にあります。

  

コメント
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