整理ダンスの上に申し訳程度の神棚があり。
そして二階には仏壇。
神棚はほぼそのまま。仏壇はたまに水をかえます。
ああ、そういえばと、今朝、水をかえました。
こういうとき、思い浮かぶ詩があります。
この太陽 竹中郁
何万何億というお年寄りの筈だが
なんと おたっしゃ
なんと 御陽気
いつも格式ばらずに
縁側から ずかずかと部屋へ通って
投げだすように坐られる
太陽はまんべんなく
どこの家へも上りこんで
たくまぬお口ぶりの世間ばなし
話のあいま あいま
ちょいちょい口をつけられるかして
お帰りのあと
番茶々碗の中はかわいている
ちなみに、この詩は1968年発行の
「詩集そのほか」の中にあります。