和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

書評で新刊を買う。

2023-06-06 | 書評欄拝見
産経新聞を購読してます。といっても、テレビ欄中心(笑)。

6月2日(日曜日)の産経読書欄に、酒井信が
福田和也著「保守とは横丁の蕎麦屋を守ることである」(河出書房新社)
の書評を載せておりました。

はい。私は、どちらの方の本も読んだことはありません。
それでも、この書評がよかったので、新刊を注文することに。

うん。酒井氏の書評だけで、私は満腹感がありました。
短い書評に、元気が出そうな言葉のてんこ盛り。
ここは、書評の紹介にします。

「 ・・・・・時代と対峙し、自己の価値観を
  批評として切り出す時に、ユーモアを忘れないこと。

  不景気な時代に、景気の悪い生き方をしないこと。

  福田恆存(つねあり)は『 伝統にたいする心構え 』で、
  文化とは生き方であり、狂気と異常から身を守る術だと述べている。

  ・・・・『 日常の精神の安寧 』に関わる共同体主義だと言える。

  ・・日本の保守思想は、日常の安寧を『文化』として尊ぶ点で、
  思いの外、臨床心理学と近い関係にある。・・        」

ちなみに、書評の最後はというと、

 「 ・・『 日常の精神の安寧 』を尊ぶ福田らしい
  『 生きた文学 』で、彼の弟子であることを誇らしく思う。 」


このキラキラする言葉の断片を、さあ、どう組み立てればよいか
わからないままに、それではと、新刊を注文することに。

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