産経新聞8月18日(土曜日)の読書欄は、
「編集者のおすすめ」欄が楽しめる。
月刊「Hanada」編集部編の「安倍総理と日本を考える」。
ビジネス社「私たちは中国が世界で一番幸せな国だと思っていた」。
この2冊が紹介されていたのですが、2冊とも注文することに。
昨夜は涼しかったので、その影響かも(笑)。
さてっと、
産経新聞の「話の肖像画」は、史家・渡辺京二氏(88)。
今日が5回目で連載の最終回。
うん。ここを引用することに。
「若いときから、自分には芸術家の才能がないことを知っていました。
でも芸術を鑑賞(アプリシェイト)することはできる。
また芸術に対する尊敬の念と同時に、人間にとって
非常に重要なそういう才能の持ち主と巡りあったならば、
大事に大きく育て、世間に広く知らせるためにできる限りの努力をする。
そう考えていました。だから、石牟礼さんとは同志であり、
編集者とライターの関係でもありました。
石牟礼さんは自分のことを小説家ではなく、詩人と考えていました。
詩人というのは古代においては預言者の役割を担っていました。
『言葉を預かる』という意味において
石牟礼さんはまさにそうだったと思います。
宗教的な預言者は神からの言葉を預かっていたのか。
ならば、石牟礼さんはだれの言葉を預かっていたのか。
『山河の言葉』です。そうとしかいいようがない、
非常に特異な作家でした。
近代文学の視点からすれば、石牟礼さんの小説は欠陥だらけといえます。
小説技法だけならば優れた作家はほかにたくさんいます。
でも、日本の近代文学史を見渡したさい、
石牟礼さんと比較できるのは宮沢賢治だけだと考えています。
空前絶後であり、日本の近代文学にどうしても必要なものを
表現した人でした。・・・・」
はい。私は石牟礼道子さんの本を読んでいません。
というか、預かった言葉を理解せず閉じてました。
さてっと、「言葉を預かる」といえば、
産経新聞の8月17日に、
「阿比留瑠比の極言御免」には、
竹山道雄著「昭和の精神史」が取り上げられていて。
桑原聡の「モンテーニュとの対話」には、
長谷川三千子著「神やぶれたまはず 昭和20年8月5日正午」が
取り上げられておりました。
はい。言葉を読み。言葉を預かる。
うん。言葉は振り回すものではなく、
今も、言葉は預かるものなんですね。
そう、教えてくれる産経新聞でした。
「編集者のおすすめ」欄が楽しめる。
月刊「Hanada」編集部編の「安倍総理と日本を考える」。
ビジネス社「私たちは中国が世界で一番幸せな国だと思っていた」。
この2冊が紹介されていたのですが、2冊とも注文することに。
昨夜は涼しかったので、その影響かも(笑)。
さてっと、
産経新聞の「話の肖像画」は、史家・渡辺京二氏(88)。
今日が5回目で連載の最終回。
うん。ここを引用することに。
「若いときから、自分には芸術家の才能がないことを知っていました。
でも芸術を鑑賞(アプリシェイト)することはできる。
また芸術に対する尊敬の念と同時に、人間にとって
非常に重要なそういう才能の持ち主と巡りあったならば、
大事に大きく育て、世間に広く知らせるためにできる限りの努力をする。
そう考えていました。だから、石牟礼さんとは同志であり、
編集者とライターの関係でもありました。
石牟礼さんは自分のことを小説家ではなく、詩人と考えていました。
詩人というのは古代においては預言者の役割を担っていました。
『言葉を預かる』という意味において
石牟礼さんはまさにそうだったと思います。
宗教的な預言者は神からの言葉を預かっていたのか。
ならば、石牟礼さんはだれの言葉を預かっていたのか。
『山河の言葉』です。そうとしかいいようがない、
非常に特異な作家でした。
近代文学の視点からすれば、石牟礼さんの小説は欠陥だらけといえます。
小説技法だけならば優れた作家はほかにたくさんいます。
でも、日本の近代文学史を見渡したさい、
石牟礼さんと比較できるのは宮沢賢治だけだと考えています。
空前絶後であり、日本の近代文学にどうしても必要なものを
表現した人でした。・・・・」
はい。私は石牟礼道子さんの本を読んでいません。
というか、預かった言葉を理解せず閉じてました。
さてっと、「言葉を預かる」といえば、
産経新聞の8月17日に、
「阿比留瑠比の極言御免」には、
竹山道雄著「昭和の精神史」が取り上げられていて。
桑原聡の「モンテーニュとの対話」には、
長谷川三千子著「神やぶれたまはず 昭和20年8月5日正午」が
取り上げられておりました。
はい。言葉を読み。言葉を預かる。
うん。言葉は振り回すものではなく、
今も、言葉は預かるものなんですね。
そう、教えてくれる産経新聞でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます