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ウディアレンの新作映画「ミッドナイト・イン・パリ」を劇場で見た。
大人のおとぎ話のようで実に快適な時間を過ごせた。
大満足だ。
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いきなりパリの観光案内のように人気スポットをスライドのように映しだした後、主人公(オーウェン・ウィルソン)と婚約者イネズ(レイチェル・マクアダムス)がモネの絵から飛び出たような蓮の池で一緒の場面からスタートする。
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主人公は脚本家であるが、小説で名を成そうと奮闘しているところ、今回はフィアンセの両親の仕事上の出張に合わせてパリに遊びに来た。共和党右派のフィアンセの父親とはウマが合わない。そんな時、フィアンセの大学時代の友人(マイケルシーン)夫婦から一緒に観光しようと誘われる。ロダンの「考える人」の前で、ガイド(カーラ・ブルーニ)に対して知識人ぶって解説する男をいやらしく思っていた。
そんな連中と一緒にいても楽しくない。主人公は一人で夜のパリの街を散歩にでた。
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しばらくして、ホテルへの帰り道が分からず迷ってしまった。その時12時になったのを知らせる鐘がなる。目の前を1920年型プジョーが走る。中に乗っている連中は少し酔っているようだ。一緒に乗らないかと誘われて主人公は付いていく。ある店に入っていくと、服装が少しクラッシックだ。ピアニストが粋なピアノを弾く中で、夫婦と思しきカップルに声をかけられた。名をフィッツェジェラルドという。聞いたことある名前だと思ったら、作家だという。女性の名はゼルダ。偶然に驚く主人公はピアノ弾きがコールポーターだと知る。しかもここは店ではなくジャンコクトーの家なのだ。
そのあとお店を移る。ポリドールだ。横にいる男を紹介されたら、なんとアーネストヘミングウェイだ。ワイルドな振る舞いの彼とも意気投合する。しかも彼が小説を評価してくれるという。そうして初めて自分が1920年代にタイムスリップしていることに気づく。自分が書いている小説を取りに店の外に出たら迷ってしまう。戻った時そこに店はなかった。
翌日フィアンセにいいところがあるよと誘い、同じ場所へ行く。しばらく待ち続けたが、お迎えの車は来ない。いい加減にしてくれとばかりにフィアンセはホテルに戻る。あれは昨日だけのことだったのかと思った時、12時の鐘が鳴る。
同じようにクラッシックカーが走ってくる。乗っていくと、文壇のサロンのようなところについた。ヘミングウェイがいる。女性のサロンの主ガートルード・スタイン(キャシーベイツ)が芸術を語る中、そこにいる画家はパブロピカソだ。彼がモデルとして描く女性(マリオン・コティヤール)は愛人だ。美しい女性アドリアナは今までの恋の話をしてくれた。そして彼女にも魅かれていく。
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こんな日が毎日のように続く、夜になると外出する主人公をみてフィアンセの父親が心配になってきた。彼の後を追う探偵を雇うのであるが。。。
いつものようにウディアレンが出ていなくても主人公に自分の分身のようなセリフを話させる。機関銃のようなアレンのセリフが続く。「知識人を装う男」との会話にウディアレンらしい皮肉がたくさんこめられている。「アニーホール」のころから全く変わらない。ウディらしい会話が続いていると思っていたら、古いプジョーが突如現れる。
そこからは完全に大人のおとぎ話である。ずっとドキドキしっぱなしだった。
たくさん語りたいので続く。。
大人のおとぎ話のようで実に快適な時間を過ごせた。
大満足だ。
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いきなりパリの観光案内のように人気スポットをスライドのように映しだした後、主人公(オーウェン・ウィルソン)と婚約者イネズ(レイチェル・マクアダムス)がモネの絵から飛び出たような蓮の池で一緒の場面からスタートする。
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主人公は脚本家であるが、小説で名を成そうと奮闘しているところ、今回はフィアンセの両親の仕事上の出張に合わせてパリに遊びに来た。共和党右派のフィアンセの父親とはウマが合わない。そんな時、フィアンセの大学時代の友人(マイケルシーン)夫婦から一緒に観光しようと誘われる。ロダンの「考える人」の前で、ガイド(カーラ・ブルーニ)に対して知識人ぶって解説する男をいやらしく思っていた。
そんな連中と一緒にいても楽しくない。主人公は一人で夜のパリの街を散歩にでた。
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しばらくして、ホテルへの帰り道が分からず迷ってしまった。その時12時になったのを知らせる鐘がなる。目の前を1920年型プジョーが走る。中に乗っている連中は少し酔っているようだ。一緒に乗らないかと誘われて主人公は付いていく。ある店に入っていくと、服装が少しクラッシックだ。ピアニストが粋なピアノを弾く中で、夫婦と思しきカップルに声をかけられた。名をフィッツェジェラルドという。聞いたことある名前だと思ったら、作家だという。女性の名はゼルダ。偶然に驚く主人公はピアノ弾きがコールポーターだと知る。しかもここは店ではなくジャンコクトーの家なのだ。
そのあとお店を移る。ポリドールだ。横にいる男を紹介されたら、なんとアーネストヘミングウェイだ。ワイルドな振る舞いの彼とも意気投合する。しかも彼が小説を評価してくれるという。そうして初めて自分が1920年代にタイムスリップしていることに気づく。自分が書いている小説を取りに店の外に出たら迷ってしまう。戻った時そこに店はなかった。
翌日フィアンセにいいところがあるよと誘い、同じ場所へ行く。しばらく待ち続けたが、お迎えの車は来ない。いい加減にしてくれとばかりにフィアンセはホテルに戻る。あれは昨日だけのことだったのかと思った時、12時の鐘が鳴る。
同じようにクラッシックカーが走ってくる。乗っていくと、文壇のサロンのようなところについた。ヘミングウェイがいる。女性のサロンの主ガートルード・スタイン(キャシーベイツ)が芸術を語る中、そこにいる画家はパブロピカソだ。彼がモデルとして描く女性(マリオン・コティヤール)は愛人だ。美しい女性アドリアナは今までの恋の話をしてくれた。そして彼女にも魅かれていく。
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こんな日が毎日のように続く、夜になると外出する主人公をみてフィアンセの父親が心配になってきた。彼の後を追う探偵を雇うのであるが。。。
いつものようにウディアレンが出ていなくても主人公に自分の分身のようなセリフを話させる。機関銃のようなアレンのセリフが続く。「知識人を装う男」との会話にウディアレンらしい皮肉がたくさんこめられている。「アニーホール」のころから全く変わらない。ウディらしい会話が続いていると思っていたら、古いプジョーが突如現れる。
そこからは完全に大人のおとぎ話である。ずっとドキドキしっぱなしだった。
たくさん語りたいので続く。。