湖の砂地を好んで生育する多年草である。草丈40~70㎝、根茎は短く、茎を叢生する。葉は硬く、幅4~5㎜。基部の葉鞘は葉身がなく、一部赤褐色を帯びる。小穂はやや接近してつき、頂小穂は雄性で線形、側小穂は雌性で3~5個がやや接近してつき、長楕円形である。果胞は狭披針形で扁平、長さ7~9㎜の長い嘴があり、密生して独特の雌小穂の形を形成する。嘴の口部は2深裂し、裂片は熟すと外曲する。柱頭は3岐。和名は優美な姿を上臈(江戸時代の優美な貴婦人)にたとえたもの。山梨県では富士五湖周辺に生育し、個体数は少ない。
2018年山梨県絶滅危惧ⅠA類 2017年環境省絶滅危惧Ⅱ類
ジョウロウスゲ 令和3年5月 河口湖で撮影
同上
大株のジョウロウスゲ
頂部に1個の雄小穂があり、その下に数個の雌小穂を付ける。
果胞には長い嘴があって密生し、柔らかいタワシのような感じ。
⇒山梨県の絶滅危惧のカヤツリグサ科植物一覧
⇒山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~
2018年山梨県絶滅危惧ⅠA類 2017年環境省絶滅危惧Ⅱ類
ジョウロウスゲ 令和3年5月 河口湖で撮影
同上
大株のジョウロウスゲ
頂部に1個の雄小穂があり、その下に数個の雌小穂を付ける。
果胞には長い嘴があって密生し、柔らかいタワシのような感じ。
⇒山梨県の絶滅危惧のカヤツリグサ科植物一覧
⇒山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~