山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

獅子座流星群と冬の大三角形、帯那山  平成21年11月18日 

2009年12月26日 | 番外編
 平成21年11月18日 

 先日の夕方までは曇り空だったのだが、この日の未明には雲が晴れ、獅子座流星群観察には良い天候となりそうな予報だった。しかし・・・この日は平日、かつ夕方までびっしり仕事を抱えている。カメラを持って帰ると撮影に出かけてしまいそうだったので、職場にカメラを置いて帰宅した。ところが・・・夜9時頃、同じ町内会の山中間から電話が・・・「流星ってどうやって写真撮ればいいの?」。彼はまだカメラ初心者で、NikonD300という名機を持ってはいるものの、ほとんどオートでしか撮ったことが無いらしい。まず我が家に来てもらい、カメラの設定から始める。ついでだから職場にカメラを取りに行き,私も撮影に加わることにした。

    帯那山から望む夜の富士山.低空が霞んでいまひとつ.


    林の上に昇ったオリオン座と冬の大三角形.秋から冬はやはりこの星座がいちいちばん目を引く.

 12時に睡眠薬を飲んで一旦寝て、3時半起床、4時に我が家に迎えに来てもらい、帯那山に向かった。4時40分には撮影予定地に到着し、三脚を立てて早速富士山の写る位置を探す。しかし、低空にかかった霞のために富士山の写り方はいまいちだった。ならば、照準を林の上に昇っているオリオン座と冬の大三角形に変えて、そちらを中心にシャッターを切る。1時間に20個くらいの流星が流れているが、なかなかカメラの画角の中に流れてくれない。ここで一緒に行った連れのカメラにトラブル(というか1枚も撮影しないうちからトラブル!)発生。モードをマニュアルに変えて30秒、ないしはバルブで撮影したいのだが、Pモード(プログラムオートモード)からの切り替えの仕方がわからない。持っていった説明書を見てもどこで切り替えれば良いのやら???NikonもCanonもほとんどダイヤル式になっているのだが、D300は切り替え方式が違っていてダイヤルがついていない。いろいろいじっているうちに、あっという間に空が青くなり始め薄明の時間になってしまった。そして水平線が赤くなり、星が消え夜明けとなる。結局連れの彼は星空を1枚も撮ることなく夜が明けてしまった。

    獅子座流星群と冬の大三角形


    同上,解説付き


    帯那山から見る朝の富士山.この時間の富士山はきれい.

 私の方は、20カットほど撮ったうちの1枚に2個流星が写ってくれてはいたのだが、同時に邪魔な人工衛星も写ってしまっていた。寝不足で出勤となったが、トラブル無く仕事を終えることができた。連れの彼はきっとダークな1日だったことだろう。
コメント (4)
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