以前から狙っていた三ツ峠の樹氷の景色だが、週末に良い日が当たることはきわめて稀で、登っても樹氷の景色は見られても富士山が出なかったり、既に時が遅かったりと、ツツジの季節も含めて全く相性の悪い山だった。しかし、今回は・・・!
前日の午後から降り出した雨は夕方には止んだ。甲府市内から見上げる北側の帯那山は上部が見事に雪化粧した。御坂山塊はまだ雲が巻いていた。明日は天候回復の予報、しかも冬型の気圧配置で気温が低く、樹氷や霧氷の景色を見るには絶好の条件が揃った。久しぶりに前日から気分が高揚する。9時半には寝て、未明2時40分に起床して三ツ峠を目指す。
いちばん心配だったのが林道だが、幸いなことに新雪でわだちがしっかりと着いていて、アイスバーンにはなっていなかった。さらにゲートが閉鎖されておらず、登山口の駐車場まで入ることができた。が、まだ4時半だというのに駐車場は既に満車状態で、少し戻った路肩に車を止めるが、雪で脱出不能になるのを警戒して何度も車を前後に走らせてしっかりとタイヤ回りを固めた。出発は4時50分ごろになってしまう。あわよくば天の川の撮影もと思っていたが全く間に合いそうも無い。軽アイゼン装着して黙々と山頂を目指すが、星の輝いている時間に登り着くことはとうてい出来ず、日の出20分ほど前の6時半、なんとか富士山が撮影できる場所まで到着した。
富士山は霞んでいるのではないかと心配したが、鮮やかな朝富士が立っていた。そして尾根を見て唖然とした。登山道から見上げる森の木にはあまり雪が着いていなかったが、想定していた以上に真っ白な樹氷の景色になっていた。雪が積もっただけでは無くて霧氷も着いているようだ。山頂へは向かわず右手の展望台に行くと、既に先客のカメラマン1人が撮影の準備をしていた。横に入れてもらって撮影させてもらう。
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午前5時45分ごろの見上げる空。夜明けの明りに星の輝きが消えて行く。右に見える塔が御巣鷹山。
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展望地に到着。すっきりとした富士山、そして目を見張る樹氷の尾根。
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樹氷と夜明け前の富士山
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間もなく富士山に朝日が当たり始め、ピンク色に染まる。
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朝日に染まる富士山
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樹氷の木々にも陽が射し始める。
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朝日射す樹氷と富士山
隣にいたカメラマンの方は何度も三ツ峠に撮影に来られているベテランの方で、もう少し先に良い展望地があるというので案内していただき、そちらに移動する。既に先客のカメラマンが2人三脚を構えており、もうそろそろ撮影を終えるところだった。その場所はまだ本格的な登山を始める前に三つ峠に登った時に一度だけ来たことがある展望地で、ロッククライミングの練習場となっている場所だった。こんな場所があったことなど、すっかり頭の中から消えていた。
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展望地から見る樹氷の尾根と富士山
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樹氷と富士山。なかなか見られなかった景色に感動する。
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輝く樹氷と富士山
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三つ峠山頂と樹氷の景色
存分に撮影させていただき、三脚を担いだまま山頂目指して移動する。時間は7時半となり、未明から朝の景色を撮影にやって来たカメラマンたちはもう大部分下山していった。積雪は20cmほどだろうか、吹き溜まりでは膝あたりまでずっぽりとハマる。どちらの方向を見てもこの日の三つ峠の景色は素晴らしく、あちらこちらを歩きまわって写真を撮りまくった。黒岳から連なる御坂山塊の雪景色が素晴らしく、この日の御坂の山はどこに登ってもきっと素晴らしい景色にめぐり逢えたことだろう。
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裸山と御巣鷹山
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裸山から見る樹氷と富士山。右手の山小屋は三つ峠山荘。
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樹氷輝く三つ峠
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霧氷の木
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樹氷と朝日
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樹氷と富士 山頂ふもとから。
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樹氷の尾根と富士山 中腹から。三つ峠の定番の風景。
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三つ峠山頂。風が強くかなり寒い。涙がまつ毛に凍りついた。
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山頂から見る富士山
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雪化粧の美しい御坂山系と南アルプス。中央のこんもりした山が最高峰黒岳。
御巣鷹山も行こうと思っていたのだが、腹の具合が悪くここまでで下山することにした。公衆トイレは冬季閉鎖になっており使用できなかった。早朝は賑わっていた三つ峠はこの時間になると登山客がまばらにやって来るだけでむしろ静かだった。9時下山開始、40分で駐車場に到着。先週同様、この日も当直業務が待っている。
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先客がいて入れなかった三つ峠山荘下の展望地。
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新たな登山者がぽつりぽつりとやって来る。三脚担いだカメラマンの姿はもう無い。
何度も登っている三つ峠だが、なかなか良い写真が撮れずダメダメダメのダメ三っつ峠だったが、ようやくリベンジすることができた。他の山でもこれほど素晴らしい樹氷の景色に出会ったことは数回しか無い。次はツツジの季節に良い景色が見られたらと思う。
前日の午後から降り出した雨は夕方には止んだ。甲府市内から見上げる北側の帯那山は上部が見事に雪化粧した。御坂山塊はまだ雲が巻いていた。明日は天候回復の予報、しかも冬型の気圧配置で気温が低く、樹氷や霧氷の景色を見るには絶好の条件が揃った。久しぶりに前日から気分が高揚する。9時半には寝て、未明2時40分に起床して三ツ峠を目指す。
いちばん心配だったのが林道だが、幸いなことに新雪でわだちがしっかりと着いていて、アイスバーンにはなっていなかった。さらにゲートが閉鎖されておらず、登山口の駐車場まで入ることができた。が、まだ4時半だというのに駐車場は既に満車状態で、少し戻った路肩に車を止めるが、雪で脱出不能になるのを警戒して何度も車を前後に走らせてしっかりとタイヤ回りを固めた。出発は4時50分ごろになってしまう。あわよくば天の川の撮影もと思っていたが全く間に合いそうも無い。軽アイゼン装着して黙々と山頂を目指すが、星の輝いている時間に登り着くことはとうてい出来ず、日の出20分ほど前の6時半、なんとか富士山が撮影できる場所まで到着した。
富士山は霞んでいるのではないかと心配したが、鮮やかな朝富士が立っていた。そして尾根を見て唖然とした。登山道から見上げる森の木にはあまり雪が着いていなかったが、想定していた以上に真っ白な樹氷の景色になっていた。雪が積もっただけでは無くて霧氷も着いているようだ。山頂へは向かわず右手の展望台に行くと、既に先客のカメラマン1人が撮影の準備をしていた。横に入れてもらって撮影させてもらう。
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午前5時45分ごろの見上げる空。夜明けの明りに星の輝きが消えて行く。右に見える塔が御巣鷹山。
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展望地に到着。すっきりとした富士山、そして目を見張る樹氷の尾根。
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樹氷と夜明け前の富士山
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間もなく富士山に朝日が当たり始め、ピンク色に染まる。
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朝日に染まる富士山
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樹氷の木々にも陽が射し始める。
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朝日射す樹氷と富士山
隣にいたカメラマンの方は何度も三ツ峠に撮影に来られているベテランの方で、もう少し先に良い展望地があるというので案内していただき、そちらに移動する。既に先客のカメラマンが2人三脚を構えており、もうそろそろ撮影を終えるところだった。その場所はまだ本格的な登山を始める前に三つ峠に登った時に一度だけ来たことがある展望地で、ロッククライミングの練習場となっている場所だった。こんな場所があったことなど、すっかり頭の中から消えていた。
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展望地から見る樹氷の尾根と富士山
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樹氷と富士山。なかなか見られなかった景色に感動する。
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輝く樹氷と富士山
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三つ峠山頂と樹氷の景色
存分に撮影させていただき、三脚を担いだまま山頂目指して移動する。時間は7時半となり、未明から朝の景色を撮影にやって来たカメラマンたちはもう大部分下山していった。積雪は20cmほどだろうか、吹き溜まりでは膝あたりまでずっぽりとハマる。どちらの方向を見てもこの日の三つ峠の景色は素晴らしく、あちらこちらを歩きまわって写真を撮りまくった。黒岳から連なる御坂山塊の雪景色が素晴らしく、この日の御坂の山はどこに登ってもきっと素晴らしい景色にめぐり逢えたことだろう。
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裸山と御巣鷹山
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裸山から見る樹氷と富士山。右手の山小屋は三つ峠山荘。
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霧氷の木
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樹氷と朝日
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樹氷と富士 山頂ふもとから。
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樹氷の尾根と富士山 中腹から。三つ峠の定番の風景。
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三つ峠山頂。風が強くかなり寒い。涙がまつ毛に凍りついた。
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山頂から見る富士山
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雪化粧の美しい御坂山系と南アルプス。中央のこんもりした山が最高峰黒岳。
御巣鷹山も行こうと思っていたのだが、腹の具合が悪くここまでで下山することにした。公衆トイレは冬季閉鎖になっており使用できなかった。早朝は賑わっていた三つ峠はこの時間になると登山客がまばらにやって来るだけでむしろ静かだった。9時下山開始、40分で駐車場に到着。先週同様、この日も当直業務が待っている。
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先客がいて入れなかった三つ峠山荘下の展望地。
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新たな登山者がぽつりぽつりとやって来る。三脚担いだカメラマンの姿はもう無い。
何度も登っている三つ峠だが、なかなか良い写真が撮れずダメダメダメのダメ三っつ峠だったが、ようやくリベンジすることができた。他の山でもこれほど素晴らしい樹氷の景色に出会ったことは数回しか無い。次はツツジの季節に良い景色が見られたらと思う。